オープンな雰囲気が伝わる湘南だが何も考えず、無責任に現状の取材態勢を敷いているわけではない
また浮嶋敏監督は、「普通にしているだけ」と言うものの、「クラブの情報を出してもらうことは良いことだし、あまり過剰になりすぎないことも大事だと思う。チームの活動を見てもらえない状況でサポーターに練習や選手の様子を伝えてもらうのが一番。(取材を)シャットアウトにしてしまうと一体、どんな活動をしているのかどうか、わからなくなるから」とメディアの発信の必要性を語った。
この話を聞いたのが3月17日(火)。この日、浮嶋監督は約50分、記者の質問を受けた。その内容はサッカーの話から普段は聞くことのない監督のサラリーマン時代の話しが聞け、とても興味深かった。
この話を聞いたのが3月17日(火)。この日、浮嶋監督は約50分、記者の質問を受けた。その内容はサッカーの話から普段は聞くことのない監督のサラリーマン時代の話しが聞け、とても興味深かった。
オープンな雰囲気が伝わる湘南だが何も考えず、無責任に現状の取材態勢を敷いているわけではない。報道される新型コロナウイルス感染症の推移を鑑み、広報部は毎週、浮嶋監督、水谷社長に取材態勢について確認、相談をしている。
そこで揃って返ってくる答え。「うん、そのままでやろうよ」。
「なるべく非公開にはしたくないので、その言葉はありがたいです」(湘南広報)
湘南はリーグ再延期を受け、今月27日(金)から31日(火)までオフ。4月1日から練習再開の予定だ。
コロナ禍でもオープンな取材を許容し崩さない。これも湘南スタイルだ。
取材・文●佐藤亮太(レッズプレス!!)