“降格なし”のJリーグに賛成できない! そのワケは?
一方でJリーグは今季、残りのシーズンでチームごとの不平等や不測の事態が起こる可能性もあることを理由に、“降格なし”とする措置を決めたね。その逆に昇格は“あり”だという。
Jリーグとしては、不利を被って成績が悪かったチームに温情をかけようとしたんだろうけど、はっきり言ってこういう特例は賛成できないね。シーズン終了目前で中断して、そのまま順位が決まってしまうという状況ならいざ知らず、試合をやった上で“降格なし”とするのは、ちょっと腑に落ちない。
降格なしで助かったチームが翌年は残留して、逆に前年に残留圏内にいたチームが翌年は降格することになったら、そのチームのファン・サポーターはどう思うだろう? 緊急措置とはいえ、なんだかシラけた雰囲気にならないかな?
Jリーグとしては、不利を被って成績が悪かったチームに温情をかけようとしたんだろうけど、はっきり言ってこういう特例は賛成できないね。シーズン終了目前で中断して、そのまま順位が決まってしまうという状況ならいざ知らず、試合をやった上で“降格なし”とするのは、ちょっと腑に落ちない。
降格なしで助かったチームが翌年は残留して、逆に前年に残留圏内にいたチームが翌年は降格することになったら、そのチームのファン・サポーターはどう思うだろう? 緊急措置とはいえ、なんだかシラけた雰囲気にならないかな?
だいたい日本ほど、ルールをコロコロ変えたがる国はないんだ。いったん2シーズン制にした時も、なんで勝点を一番取っているチームが優勝じゃないのか、なんて議論があって、優勝チームなのに素直に喜べないという状況もあった。こういう違和感を作り出すと、見る側もそれを敏感に感じ取って、Jリーグから離れていく可能性もあると思うよ。
頻繁にルールを変えているようでは、伝統や価値は生まれない。やはり継続してこそ、そこに歴史が生まれ、価値が高まる。僕はそう思うよ。