怪物ハーランドの今夏メガクラブ移籍はなし? 21年夏まではドルトムント残留か

カテゴリ:移籍情報

ジャンルカ・ディ・マルツィオ

2020年03月18日

17年夏はユーベ移籍が間近だった?

ハーランドの代理人を務めるライオラ。(C)Getty Images

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 ちなみにハーランドは、まだノルウェーのモルデに所属していた17年夏(当時17歳)、ユーベ移籍が目前だったという。交渉は大詰めまで進んでいたが、しかし当時の強化責任者だったジュゼッペ・マロッタCEO(現インテルCEO)が、モルデとライオラが求めた400万ユーロ(約5億円)の移籍金は高すぎると判断し、取引を決済しなかった。
 
 この時にライオラはインテルとローマにもハーランドを売り込んだが、ともに400万ユーロという17歳にしては高額な値札に二の足を踏んだ。
 
 ハーランドが大ブレイクした今となってはセリエA勢にとって悔やまれる話だが、こうした事例は失敗、成功含めて毎年のように数十ケースも起こっている。珍しいことではない。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
※『ワールドサッカーダイジェスト』2020年3月19日号より転載
 
【著者プロフィール】
Gianluca DI MARZIO(ジャンルカ・ディ・マルツィオ)/1974年3月28日、ナポリ近郊の町に生まれる。パドバ大学在学中の94年に地元のTV局でキャリアをスタートし、2004年から『スカイ・イタリア』に所属する。元プロ監督で現コメンテーターの父ジャンニを通して得た人脈を活かして幅広いネットワークを築き、「移籍マーケットの専門記者」という独自のフィールドを開拓。この分野ではイタリアの第一人者で、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラのバイエルン入りをスクープしてからは、他の欧州諸国でも注目を集めている。
 
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