「選手が自分たちの力に気が付いてくれた。そこからどう改善しようか考えればいい」
川口修監督は言う。
「勘違いしていた選手たちはいないけど、『俺たち、今年は力がないな』と実感したと思う。準決勝は何もできず、相手に圧倒された。でも、逆にこれが良かった。選手が自分たちの力に気が付いてくれたし、そこからどう改善しようかと考えればいい」
新人戦から1か月が経った。プレーの質が劇的に変わったわけではない。だが、練習に取り組む姿勢はチーム全体で以前と変わりつつある。リーダー候補の田邉も責任感が増し、自覚が出てきたという。
「今年は自ら言う選手が去年よりも少ない。自分が嫌われ役になってでも、きついことを仲間に言わないといけないし、率先してやらないといけない」
「勘違いしていた選手たちはいないけど、『俺たち、今年は力がないな』と実感したと思う。準決勝は何もできず、相手に圧倒された。でも、逆にこれが良かった。選手が自分たちの力に気が付いてくれたし、そこからどう改善しようかと考えればいい」
新人戦から1か月が経った。プレーの質が劇的に変わったわけではない。だが、練習に取り組む姿勢はチーム全体で以前と変わりつつある。リーダー候補の田邉も責任感が増し、自覚が出てきたという。
「今年は自ら言う選手が去年よりも少ない。自分が嫌われ役になってでも、きついことを仲間に言わないといけないし、率先してやらないといけない」
現状ではまだまだ発展途上。だが、地道な積み重ねを続ければ、さらなる進化が見えてくる。
「今はうまくいっている状況とは言えないけど、チーム全体で目標に向かって意識してやっていけば、それが伸びしろ。本当に(去年の選手権を経験した)選手たちが巻き込んでチームを引っ張っていければ可能性はある」(加納)
連覇を目指し、今季を戦う静岡学園。長いシーズンを考えれば、春先の挫折は決して無駄にはならない。
取材・文●松尾祐希(フリーライター)