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清水、ゲームを支配した開幕戦の70分間。“クラモフスキー・スタイル”の完成度と可能性は?

カテゴリ:Jリーグ

前島芳雄

2020年02月25日

ふたつの課題を露呈

先制点のティーラシン。この得点も良い形のボール奪取から生まれた。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 逆に課題として表われたのは、主にふたつだ。
 
 ひとつは、相手に守りを固められたときの崩しの形やラストパス、フィニッシュの質・精度といった部分。今節も押し込む時間が長かったわりには、その中でのゴールはなく、決定機もあまり作れなかった。

「最後のペナルティエリアに入るところでの一工夫というのは自分も足りないし、FC東京の最終ラインが堅い中で、押し込んだときのもう一工夫とか、ダイレクトプレーやコンビネーションのクオリティをもっと上げていかなければいけないと思います。今は速い攻めはよく練習しているんですが、遅い攻めの練習量はまだ少ないので、そこはもっと上げていかなければいけないですね」と金子翔太は言う。
 
 この課題に関しては、個人のレベルアップという面も重要なので、ある程度時間がかかる可能性もあるが、伸びしろはまだまだ大きい。また、開幕戦の直前に新たなブラジル人FWカルリーニョス・ジュニオの加入が発表されたが、彼がどんなクオリティを見せるかも楽しみなところだ。
 
 もうひとつの課題は、終盤の試合運びの部分。FC東京が55分にアダイウトンを投入し、ブラジル人トリオのパワーやスピードを生かして縦に速い攻撃を仕掛けてきた中で、その力業に押し切られてしまった。その課題について、西澤健太は次のように語る。
 
「(終盤は)もっとボールを持ち続けて相手を動かすというところにシフトしなければいけないと思います。相手がハイペースにしたかったとしても、僕たちはスローペースにしたりとか、相手のやりたいことをさせないようにできれば、ああいう展開にはならないと思います。相手を焦らすことで追加点のチャンスも増えると思うので、もう一度この試合を振り返って、終盤の試合運びを話し合っていきたいです」
 
 この点については他の選手たちも同様の反省点を口にしており、発展途上のチームにとっては良いレッスンになったと言えるだろう。
 
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