清水、ゲームを支配した開幕戦の70分間。“クラモフスキー・スタイル”の完成度と可能性は?

カテゴリ:Jリーグ

前島芳雄

2020年02月25日

戦い方を継続していくべき?FC東京戦の内容を検証

清水の現時点での新戦術の完成度はどの程度か。検証していく。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 今季、ピーター・クラモフスキー監督の下で、新たなスタイルに取り組み始めた清水エスパルスのリーグ開幕戦(vs FC東京)は、75分過ぎまで1-0でリードしていながら、その後一気に3失点して逆転負けを喫した。

 先週のルヴァンカップ・川崎戦が1-5、リーグ開幕戦が1-3ということで「大丈夫か?」と不安になっているサポーターもいるだろう。そこで、現時点での新戦術の完成度はどの程度か、結果は出なくても今の戦い方を継続していくべきなのか、という視点から今節・FC東京戦の内容を検証していく。
 
 まず、今節の大きな収穫としては、川崎戦よりも格段に前半の内容が良くなり、70分前後まではかなりゲームを支配できていたことが挙げられる。
 
 ケガから復帰して、ボランチとして先発起用された中村慶太を中心に、良い距離感でパスを繋いでゲームを支配。その中でボールを引っかけられても、相手との距離が近いので即座にボールホルダーにプレスをかけて奪い返したり、セカンドボールを拾ったりすることができていた。そうなれば、カウンターを食らう回数が減り、相手側ハーフコートだけで試合を進める時間を増やすことができる。それはまさにクラモフスキー監督が目指すところだ。
 
「守備へのスイッチのところは監督からすごく言われますし、今日は距離感が良かったので良い形で奪い返せて、攻撃の回数を増やすことにも繋がったと思います」と、トップ下の後藤優介も語る。ティーラシンの先制ゴールも、良い形でボールを奪い返したところからの速攻で生まれた。

 ビルドアップの質やボールの動かし方も、昨年より格段に良くなっている。相手のギャップに良いタイミングで顔を出す選手が増え、縦パスの成功率が増し、前が空けば誰もが自らボールを運んで押し上げていく。そこは昨年までクラモフスキー監督が在籍した横浜と同様の良い面だ。

 清水の場合、昨シーズンまでは最終ラインでボールを保持しても、そこからボールを前に運ぶのに苦労するシーンが目立ったが、今年のチームにその苦労は見られない。開幕戦まででチームの練習が始まってからちょうど40日だが、この短期間でこれだけ変化があったのは大きな成果と言える。

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