• トップ
  • ニュース一覧
  • 「許せない!」パリSG選手全員が参加した、ドルトムント戦後のバカ騒ぎムービーが流出。非難の矛先は…【現地発】

「許せない!」パリSG選手全員が参加した、ドルトムント戦後のバカ騒ぎムービーが流出。非難の矛先は…【現地発】

カテゴリ:メガクラブ

結城麻里

2020年02月23日

SNSでの公開については疑問符が

キンペンペ(右)は兄がSNSでトゥヘルを批判し、謝罪する騒ぎに。 (C) Getty Images

画像を見る

 これらに真っ向から反論したのは、元ポーランド代表でCLを戦った経験をもつリュドヴィック・オブラニャックだ。怒りを隠さず、このようにまくしたてた。

「正直に言って、僕も現役時代に夜遊びをしたことはある。だが、CL前後にこんなことをするなんて、絶対にあり得ない。考えたことも、したこともない。パリのサポーターに、どう思ったか聞いてみるといい。これは、選手たちがクラブにブラ・ドヌール(片腕を上げもう一方の手で二の腕を叩く侮蔑の動作)をしたとしか思えない」

 またフィジカルトレーナーのボブ・タリ氏も、「試合や遠征の疲れが取れていないのに、こんな夜の馬鹿騒ぎをすれば、疲労回復まであと3日はかかる」と指摘した。

「試合前はもとより、試合後も、絶対にあってはならないことだ。まずは試合結果を真摯に受け止め、分析し、疲労を取ってリスタートしなければ。誕生パーティーは、もっと後にずらしてやるべきだ」

 元代表監督のレイモン・ドメネクは、「昔はこうした騒ぎを家でやったとしても、本当にプライベートな内輪のものだったから、話題にすらならなかった」とこぼした。

「だが、ソーシャルネット時代になって狂ってきた。内輪でそっとやるのは許せるが、映像を流すことは許せない」

 ドルトムント戦敗北以来、パリSGをめぐっては、疑問や問題が噴出している。プレスネル・キンペンベの兄が、やはりソーシャルネット上で、トーマス・トゥヘル監督を「売女の息子!」と侮蔑する事件まで起きた。選手であるキンペンベ本人も批判の対象になったため、兄が21日に謝罪したばかりだ。

 こうした動きに対して、クラブは沈黙を守っており、トゥヘル監督も孤立無援の気配が漂っている。この馬鹿騒ぎの直後となる21日17時半、チームはマスコミをシャットアウトして練習を再開したが、前出のボブ・タリ氏は「朝まで騒いだ以上、アルコールを抜いて、酸素吸入を基本にした軽いトレーニングにせざるを得ないだろう」と指摘した。

 果たして、パリのスターたちは今後、どう戦うのだろうか。

 皮肉だったのか本気だったのか、ネイマールは21日、酔いどれながら、今年はリオのカーニバルのためにブラジルに帰国しないと発表した。フランス人は、このビッグニュースを爆笑で迎えるしかなかった。

取材・文●結城麻里
text by Marie YUUKI
【関連記事】
「見るのも耐えがたい!」CL制覇を目標に掲げるパリSGが、ドルトムントに衝撃の敗北。パリに吹き荒れる憤怒の嵐【現地発】
「私がクラブと話し合う」エムバペの東京五輪出場を仏サッカー連盟会長が後押し! 揺れるパリSGの対応は…【現地発】
「移籍するなと怒った」メッシがネイマール退団時のエピソードを明かす!バルサ復帰については…
「もっと早く復帰したかった!」「何度も延ばした」負傷明けのネイマールがパリSGのマネジメントを痛烈批判!
CL、EURO、そして東京五輪…異例の3冠を狙うエムバペの野望【ワールドサッカーダイジェストのザ・ジャーナリスティック】

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ