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「彼らは歩くウイルスではない!」韓国メディアが欧州サッカー界で広がる“東アジア人嫌悪”に憤慨!

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年02月12日

武漢のクラブがスペインでのキャンプに臨むも…

 まだまだ、事例は枚挙に暇がない。

『スポーツソウル』紙の欧州通信員や韓国のメディア関係者も被害に遭っている。同紙は「ただ路上で携帯を触っていただけで、服で口を覆っているひとがいた。彼らには東洋人の区別が難しく、みんな同じに見えてしまうんだろう」とうなだれる。一般の東洋人に対する暴行も起こっており、「各国の韓国大使館は身辺の安全を呼び掛けるなど、重苦しい緊張感が漂っている」という。

 タチが悪いのは、武漢を本拠地とする中国スーパーリーグのクラブ、武漢卓爾足球倶楽部に対する仕打ちだ。

 同クラブはスペイン・アンダルシア地方で新シーズンに向けたキャンプを張った。新型コロナウイルスの拡散情報が流れると、予定されていた練習試合は対戦相手によって一方的にキャンセルされてすべて中止に。チームは実戦感覚を磨けずに苦しんでいるだけでなく、滞在先のホテルでも活動が制限され、肩身の狭い想いをしている。

 スペイン人のホセ・ゴンサレス監督は「選手たちは歩くウイルスではない!」と、入国前の検査結果で症状がなかったことを強調したが、なしのつぶてのようだ。

 いまだ欧州で活躍する日本人選手や、スタジアムに訪れた日本人ファンへの差別的行動はニュースになっていないが、もはや歯止めは利かない状況だけに、十分な注意が必要とされる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
参照元●スポーツソウル日本語版
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