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バルサの呆れた「背信行為」――“クラブ愛”を示していた逸材を売却した罪はあまりに重い【現地発】

カテゴリ:連載・コラム

エル・パイス紙

2020年02月08日

補強失敗のつけで有望株を放出

 こうした失態続きの補強がクラブの財政を逼迫させ、その補填のためにカンテラーノが犠牲になってはまさに本末転倒だ。近年、Bチームでも転売目的のような不可解なオペレーションが繰り返されており、ガルシア・ピミエンタ監督のやり繰りを難しくしている。

 バルサはこの冬、バレンシアのロドリゴの獲得に動いた。3年半前に同じくバレンシアから加入したパコ・アルカセルは典型的な9番タイプのストライカーで、ロドリゴよりもよっぽどルイス・スアレスの代役に相応しいが、すでにバルサを退団。ボルシア・ドルトムントを経由して今冬ビジャレアルに加入した。

 一連の迷走の代償を、他のクラブから届いた数々の高額オファーに見向きもせずバルサで活躍することを夢見て努力を続けてきたグラノリェース出身(バルセロナの近郊の街)のニューフェイスに払わせた首脳陣の責任はあまりにも重い。

文●ラモン・ベサ(エル・パイス紙バルセロナ番)
翻訳●下村正幸

※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙の記事を翻訳配信しています。
 
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