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「クラブは不当に扱っている」パリSGの“アイドル”は、なぜ移籍を決断したのか?【現地発】

カテゴリ:メガクラブ

結城麻里

2020年01月28日

イカルディよりもカバーニを推す声もあるが…

イカルディ(18番)の加入でベンチ要員に。クラブ最多得点記録保持者としては我慢できない状況だ。 (C) Getty Images

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 対するクラブ側は、サポーターの逆鱗に触れないよう配慮する必要があること、もしイカルディが故障した場合はチャンピオンズ・リーグを戦うでCF不足に陥ること、夏にフリーで放出すれば一銭も入らないこと、などの諸事情を勘案しているとみられている。

 ただ、スペイン紙『MARCA』によれば、パリSGは3000万ユーロ(約37億5000万円)を要求する方向だという。これが事実上の放出拒否を意味するのか、それとも落としどころを考慮したうえで強気の値段設定をしているのかは、いまのところ不明だ。また、アトレティコは1500万ユーロ(約18億7500万円)までなら上積みする意向だとも報じられている。

 トゥヘル監督は、「エディはみなと一緒にトレーニングしたが、状況がスッキリしていない。リール戦に行けないのもその理由からだ。この状況は長いこと続いている。怪我をした時期もあったが、いまはもう問題ない。彼の状況は別のクラブ(アトレティコ)ともスッキリしていない」と認めた。「メルカートではよくあることで、私は穏やか」と付け加えたものの、正直、辟易としている様子だった。

 カバーニをめぐっては残留を望む声も多く、「俺に言わせれば、カトル・ファンタスティックとはネイマール&エムバペ&カバーニ&ディ・マリアだ! イカルディはファンタスティックには入らない。いまの4人はトロワ・ファンタスティック+1と言うべきだ!」(アナリストのジル・ファヴァール氏)といった意見もある。

 メルカート閉幕まで数日。ズラタン・イブラヒモビッチとの競争にも耐え、黙々とゴールを決め続けてきたパリのアイドルは、いよいよ花の都を去るのだろうか。

取材・文●結城麻里
texy by Marie YUUKI
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