沖縄キャンプで存在感を放った注目すべき7人!2020年のJリーグに旋風を起こすのは誰だ?

カテゴリ:Jリーグ

佐藤俊

2020年01月23日

G大阪はハイプレスの新スタイルを確立できれば、宇佐美に得点量産の予感も

G大阪は新たな戦術の導入に着手。宇佐美は攻撃的な新スタイルの中でさらに得点に絡みそうだ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 ハイプレスという攻撃的な守備で新たなスタイルを打ち出そうとしているガンバ大阪は、その先鋒となる宇佐美貴史の動きがいい。昨年6月、ドイツから戻ってきた時は、チームの守備的なサッカーに戸惑い、メンタルも整わず、らしいプレーが出来ていなかった。

 だが、終盤になって攻撃的なサッカーにシフトすると宇佐美も吹っ切れたように持ち前の仕掛けて打つスタイルが戻り、恐さが増した。今年は昨年後半の調子を維持しており、いろんな選手に声掛けするなど中堅としての自覚が感じられる。ガンバがハイプレスの攻撃的サッカーを確立できれば、宇佐美は得点王争いに絡むレベルの活躍ができるだろう。

 そして今年40歳となる遠藤保仁も元気だ。

 昨シーズン、ラスト5試合では攻撃的なサッカーを展開したチームの軸となり、4勝1敗で7位まで順位を上げた。今シーズンはコンディションが上々でチームにリズムを生むボール回し、急所を突くパスなど遠藤ならではのプレーでチームを牽引している。昨年は、28試合(スタメン20試合)だったが、今年はスタメン出場が増えるのではないだろうか。

 ガンバは、小野裕二以外、レギュラー陣を脅かすような選手を獲得できていないので、必然的に既存の選手の出力を上げていくしかない。しばらくは中堅の宇佐美をはじめ、「しんどい」と漏らしながらも明るい表情でプレーしていた倉田、そして遠藤らベテランが新たなガンバのサッカーの軸を担うことになるだろう。

取材・文●佐藤 俊(スポーツライター)
 
【関連記事】
【TM結果一覧】G大阪、ヤット&宇佐美弾で長崎に勝利!浦和、広島、新潟は格下に大勝
【TM結果一覧】川崎とFC東京はJ下位クラブ相手に明暗…大分、甲府は攻撃陣の爆発で快勝!
大胆なシステム変更を進める浦和とFC東京。宮本ガンバは新スタイル確立へ…沖縄キャンプに見えたJの変化
宮本ガンバが着手する新戦術の浸透度は? 1次キャンプ総仕上げの長崎戦を指揮官はどう評価したか?
【FC東京|新体制】大金社長は「サッカー専用スタジアム」に言及。今季のキャプテン発表も

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ