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【三浦泰年の情熱地泰】貴重なブラジルでの監督経験。感謝と刺激に包まれた“コッピーニャ”

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年01月13日

「コッピーニャ」は、僕にまた「努力」の大切さを教えてくれた。結果は悔しいが…

初戦はコッピーニャを5度制覇したことのあるフルミネンセとの対戦。SC SOCORROは健闘したものの0-5で敗れた。

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 そして今年活躍したフラメンゴのジェズスやサントスのサンパオリと比較して外国人監督の意味を尋ねて来るブラジル国内のメディアには頭が下がった。そして僕自身も刺激を受け、新たな監督へのモチベーションもくすぐられた。

「監督」も意識しないと言ったら嘘になるのだ。

 外からでは感じ、得られないブラジルサッカーの世界を中で体験出来たこと。

 フルミネンセU20は国内でもトップレベル。もちろんブラジル代表もいる。そんな未来を感じさせる選手を同じピッチで確認できたこと。

 そしてそのレベルの下の選手がどのような選手であり、どのような環境でいるのか。周りにどんな人がいてどのような事が行われているのか?

 SOCORROというクラブに入り、コパ・サンパウロに出場し、普通であれば知ることが出来なかったことも知ることが出来た。

 前述した「EMA」社で日伯を繋げ交流させるためにも、また拘り続けていく自分の「監督」像にとっても、そして人間として日本サッカーに貢献していくためにも、素晴らしい時間を費やしたことになるのだと思う。

 僕は言い訳をするのは嫌いだ。

 だから全ては、結果が全てと言われれば黙るしかない。コッピーニャでグループ突破という結果を出せなかったのは現実である。

 だが僕の好きな言葉、「努力は必ず報われる」という言葉はのなかで「報われる」という言葉が好きな訳ではない。

 この座右の銘は静岡学園サッカー部前監督の井田勝通氏(師)が僕の高校時代に書いたサッカーノートに必ず赤ペンで書いてくれた言葉だ。

 これは「努力」、一つの目標へのプロセスが大事だと言っていることだと僕は解釈している。

 報われようが報われなかろうが努力している事が報われているのであろう。

 目標のために全力を出し切ったか、自分の全てを注いだか、だ。

そうでなければ結果が出るしかない……。そして必ず努力した先には必ず良い事がある。

「コッピーニャ」は、僕にまた「努力」の大切さを教えてくれた。結果は悔しいが後悔はない。

2020年1月12日
三浦泰年
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