――さて日本代表の話も聞かせてください。カタール・ワールドカップ・アジア２次予選では４試合連続ゴール中です。エースとしての自覚も芽生えているのでは？

いや、“俺がエース”という感覚はまったくないんです。チームのためにプレーして、皆が良いボールをくれるのでゴールできている部分が大きい。チームメイトが自分の良さを引き出してくれているし、味方がつないでくれたボールをゴールに結びつけるのが自分のポジションの役割。絶対的な選手だったらやっぱりサコくん（大迫勇也）がいますし、僕はゴールやアシストを残さないと生き残っていけない立場。だから繰り返しになりますが、“俺がエース”というかまだ、決められた席に座っている自覚もないです。

――ではゴールを奪えている要因は？

やっぱり今は自信を持ってプレーできているのが大きいです。先ほども話したようにチャンピオンズ・リーグで手応えを得られて、それがパフォーマンスにつながっている。サッカー界の一番大きな舞台で手にできた自信は、自分の背中を押してくれるものになっています。

――2020年はどんな１年にしたいでしょうか？　ちなみに今年は東京オリンピックという一大イベントがありますが、オーバーエイジ枠での出場に興味は？

まずはリバプールで試合に出て、活躍すること。自分の力を証明したい。そこに最大のエネルギーをぶつけたい。オーバーエイジは僕が決めることではないですが、もし森保（一）監督が必要としてくれるのなら、もちろん出場したいです。

――またスパイクに関しても質問させてください。現在、履いているアディダスの「ネメシス」の良さはどこでしょうか？

僕はこれまで何シーズンもネメシスを履かせてもらっています。僕の特長であるクイックネスやターン、ボールタッチを引き出してくれる相棒ですね。

――ではスパイクを選ぶ基準は？

フィット感ですね。ボールタッチ、そしてクイックネスなどを含めて、どれだけ自分の良さを引き出してくれるか。そういう意味でもネメシスは自分にバッチリ合っていると思いますし、信頼できる一足です。

【南野拓実選手着用モデル】

ネメシス 19+ FG　
価格　/　40,000円＋税
サイズ　/　24.5～29.5cm

　アジリティプレーヤー向けのスパイク、「NEMEZIZ」。テンションテープと呼ばれる張りのあるアッパー素材を使用することでホールド感を保ちつつ、よりフィット感を高め、激しく俊敏なプレーにおいて足全体をしっかりとサポートする。特徴的なのは履き口の部分で、V字型にテープを何層にも折り重ねることで足首回りを頑丈に固定。またアウトソールは他のシリーズと違い、セパレート式になっており、俊敏性を助ける軽さを実現している。

　リオネル・メッシ（バルセロナ）やロベルト・フィルミーノ（リバプール）、なでしこジャパンの宮澤ひなた（日テレ・ベレーザ）も使用する。

最新テクノロジーを搭載したPREDATOR 20が加わった
新カラーパック「MUTATOR PACK」が登場！