試合後の昌子の言葉の端々から充実ぶりが感じられた。
2014年、鹿島でレギュラーの座を掴み、10月には代表初招集。負傷により辞退せざるを得なかったが、11月には満を持して代表入り。物怖じしない明るい性格でチームにもすんなり溶け込めた。だからこそ、今度はプレーでチームメイトの信頼を勝ち得なければならない。しかし、攻撃的な選手とは違い、守備の選手が与えられるチャンスはそれほど多くはないと、昌子自身も自覚している。
「なかなか代表では試合に出られないし、こういう試合がアピールの場。60分間だったけど、手を抜かず、しっかりやれた」という代表初先発の試合で、ゴールまで決めることもできた。
「右CKから大外に行って、麻也さんが胸トラしてボレーを打ったら、GKが弾いて、僕の左足に来たんで、『おっしゃあ!』って。左足だからちょっと不安だったけど。決まった瞬間も『やった』と思ったら、麻也さんに『クソー』って言われました、ごっつあん(ゴール)でしたけど、まあ1点は1点。でも、周りのみんなは、なんかシレッとしていて。張り切った俺がアホみたいでした」
大きなガッツポーズを決めるほどに喜んでいるだろう昌子の姿が想像できる。そして、高い集中力で声を出し続けるその姿も。60分間、小さなプレーも無駄にはできないとあらゆることに気を配り、先輩のプレーを意識し、吸収しようとしていたに違いない。
「途中、監督から、ボールをパスして前へ運ぶのではなく、ディフェンス全体で持ち運んで、全体を下げないようにと言われました、すぐに今さんに当てて、前へ運ぶより、俺らディフェンスラインがボールを持っていったほうが、ライン全体が上がるから、それを意識しろと。
(吉田と組んだのは)初めてです。すごくいい経験になった。試合途中も、相手のレベルがあまり高くなかったので、『もうちょっとリスクを背負おってやろう、あえて2対2(CBふたり)で守ろう』と麻也くんが言ってくれた。両サイドが上がっても呼び止めずに守った。
結局、相手は来なかったですけど、本番ではそういう状況は必ず起きると思うんです。昨日もそういう危ないシーンがあったし。そういうことを麻也さんは想定して準備しているんだと思う。そういう部分を自分も一緒に合わせてやっていければいいなと思います。
この暑さの中では、すべて前から行くのは無理だし、ステイするところはステイしなければいけない。そこはCBが声をかけて、スイッチを入れるべきだと思う。ちょっと全体的に高いなと思えば下げさせる。そういうところは、やっぱ、麻也さんがうまいことやってくれていたと思います」
試合後の彼の言葉の端々から、その充実ぶりが感じられた。
「なかなか代表では試合に出られないし、こういう試合がアピールの場。60分間だったけど、手を抜かず、しっかりやれた」という代表初先発の試合で、ゴールまで決めることもできた。
「右CKから大外に行って、麻也さんが胸トラしてボレーを打ったら、GKが弾いて、僕の左足に来たんで、『おっしゃあ!』って。左足だからちょっと不安だったけど。決まった瞬間も『やった』と思ったら、麻也さんに『クソー』って言われました、ごっつあん(ゴール)でしたけど、まあ1点は1点。でも、周りのみんなは、なんかシレッとしていて。張り切った俺がアホみたいでした」
大きなガッツポーズを決めるほどに喜んでいるだろう昌子の姿が想像できる。そして、高い集中力で声を出し続けるその姿も。60分間、小さなプレーも無駄にはできないとあらゆることに気を配り、先輩のプレーを意識し、吸収しようとしていたに違いない。
「途中、監督から、ボールをパスして前へ運ぶのではなく、ディフェンス全体で持ち運んで、全体を下げないようにと言われました、すぐに今さんに当てて、前へ運ぶより、俺らディフェンスラインがボールを持っていったほうが、ライン全体が上がるから、それを意識しろと。
(吉田と組んだのは)初めてです。すごくいい経験になった。試合途中も、相手のレベルがあまり高くなかったので、『もうちょっとリスクを背負おってやろう、あえて2対2(CBふたり)で守ろう』と麻也くんが言ってくれた。両サイドが上がっても呼び止めずに守った。
結局、相手は来なかったですけど、本番ではそういう状況は必ず起きると思うんです。昨日もそういう危ないシーンがあったし。そういうことを麻也さんは想定して準備しているんだと思う。そういう部分を自分も一緒に合わせてやっていければいいなと思います。
この暑さの中では、すべて前から行くのは無理だし、ステイするところはステイしなければいけない。そこはCBが声をかけて、スイッチを入れるべきだと思う。ちょっと全体的に高いなと思えば下げさせる。そういうところは、やっぱ、麻也さんがうまいことやってくれていたと思います」
試合後の彼の言葉の端々から、その充実ぶりが感じられた。