ブラジル人に「日本で一番人気のあるスポーツは何だ!?」と聞かれ……
ブラジル、サンパウロは日系人のコミュニティーが強い。
先日、セルジオ越後さんと同じ学校で同じクラスだったという移民で、サンパウロにいる日系人と僕は知り合いになった。セルジオ越後さんは昔からサッカーが上手かったといつも嬉しそうに話をする。
「セルジオ越後」と言えば、手厳しい批評で有名だ。だが、本当に心の優しい思いやりのある方だ。
誰でも人に厳しくするのは辛いものだ。
それでも、日本のサッカーがこれからもっと発展していくためにも、厳しく言う人がいなければならない。自らサッカー界でその役を買って出たのだと僕は思う。
これまではセルジオ越後さんだったが、これからは誰がやるのか?
ラグビーがこれからも、もっと発展していくのならラグビー界で起きていることに厳しい批判がなければ本物にはなっていかないであろう。その厳しさとは、サッカーの僕らでは分からない。
今のサッカー界に必要なのは危機感だ。
多くの人々がラグビー日本代表を応援し、「勝て!勝て!」と叫び、みんなが持ち上げ「ラグビー!ラグビー!」と連呼して、ワールドカップを見守っていたであろう。サッカー界にはいいことだ。
そこに危機感を覚えないサッカー関係者はいないだろう! それがサッカーの発展に繋がるのだ!
来年はオリンピックだ。柔道、卓球、水泳、レスリング、体操……。サッカーにはもっと危機感が生まれる。
良いことだ!
ブラジル人に聞かれた。
「日本で一番人気のあるスポーツは何だ!?」
もちろんブラジルは「サッカー」だ。僕は日本では野球だ!と答えた。「プロ野球」だと。そして2番目が「サッカー」。Jリーグなんだと。
ここで求められている答えは、人を魅了するエンターテインメントスポーツのことだ。それが「人気」だ。
人気はあるが相撲ではないだろう。また、金メダルを獲れる可能性の高いスポーツの順番でもない。
少年少女に夢や感動を与えるプロスポーツは何か?なのだ。
サッカーがもっと日本で認められていくため、そして世界に近づくために「その厳しさ」が必要なのだ。そして、その厳しさを測ることは「難しい」のであろう。
いま私が住むブラジルには、サッカーの厳しさで溢れている。そして同じ歳の巳年の54歳の人達も、企業のお偉いさんとして厳しさの中で生き続けて来たのであろう。
そんな時間をサンパウロで経験した。さあ日本サッカーこれからだ! 本番はオリンピックなのか!? ワールドカップなのか!?
いつ勝つのか!?
勝利するべき時に勝つことが大事だと思う。まずは大きな心で日本のサッカーを信じるしかない。
クリスマス前に堅い話になったが「メリークリスマス!!」
良い年末年始をお迎え下さい。
2019年12月20日
三浦泰年
先日、セルジオ越後さんと同じ学校で同じクラスだったという移民で、サンパウロにいる日系人と僕は知り合いになった。セルジオ越後さんは昔からサッカーが上手かったといつも嬉しそうに話をする。
「セルジオ越後」と言えば、手厳しい批評で有名だ。だが、本当に心の優しい思いやりのある方だ。
誰でも人に厳しくするのは辛いものだ。
それでも、日本のサッカーがこれからもっと発展していくためにも、厳しく言う人がいなければならない。自らサッカー界でその役を買って出たのだと僕は思う。
これまではセルジオ越後さんだったが、これからは誰がやるのか?
ラグビーがこれからも、もっと発展していくのならラグビー界で起きていることに厳しい批判がなければ本物にはなっていかないであろう。その厳しさとは、サッカーの僕らでは分からない。
今のサッカー界に必要なのは危機感だ。
多くの人々がラグビー日本代表を応援し、「勝て!勝て!」と叫び、みんなが持ち上げ「ラグビー!ラグビー!」と連呼して、ワールドカップを見守っていたであろう。サッカー界にはいいことだ。
そこに危機感を覚えないサッカー関係者はいないだろう! それがサッカーの発展に繋がるのだ!
来年はオリンピックだ。柔道、卓球、水泳、レスリング、体操……。サッカーにはもっと危機感が生まれる。
良いことだ!
ブラジル人に聞かれた。
「日本で一番人気のあるスポーツは何だ!?」
もちろんブラジルは「サッカー」だ。僕は日本では野球だ!と答えた。「プロ野球」だと。そして2番目が「サッカー」。Jリーグなんだと。
ここで求められている答えは、人を魅了するエンターテインメントスポーツのことだ。それが「人気」だ。
人気はあるが相撲ではないだろう。また、金メダルを獲れる可能性の高いスポーツの順番でもない。
少年少女に夢や感動を与えるプロスポーツは何か?なのだ。
サッカーがもっと日本で認められていくため、そして世界に近づくために「その厳しさ」が必要なのだ。そして、その厳しさを測ることは「難しい」のであろう。
いま私が住むブラジルには、サッカーの厳しさで溢れている。そして同じ歳の巳年の54歳の人達も、企業のお偉いさんとして厳しさの中で生き続けて来たのであろう。
そんな時間をサンパウロで経験した。さあ日本サッカーこれからだ! 本番はオリンピックなのか!? ワールドカップなのか!?
いつ勝つのか!?
勝利するべき時に勝つことが大事だと思う。まずは大きな心で日本のサッカーを信じるしかない。
クリスマス前に堅い話になったが「メリークリスマス!!」
良い年末年始をお迎え下さい。
2019年12月20日
三浦泰年