【三浦泰年の情熱地泰】ラグビーW杯、五輪の成功はきっとサッカーの発展につながる!

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年12月22日

誰もがラグビー日本代表に感動を覚えたなかで、厳しいことを言った人はいるだろうか?

日本代表の躍進で大注目を浴びたラグビーW杯。三浦氏は日本サッカーの発展にとってもいいことだと言う。(C) Getty Images

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「ダブル優勝ならず」というメディアの記事に、「一所懸命やってるんだから」と言ってくれる心優しい人がいた。

 何の話かは分かるだろう。サッカーの話だ。東アジアE-1選手権で戦った日本代表が決勝で韓国に破れ、かたや“なでしこジャパン”こと日本女子代表はひと足早くに韓国に勝ち優勝を飾った。

 女子に続いてアベックでの優勝を期待したが、男子は韓国を相手に力不足を露呈し優勝を逃した。

 メディアの厳しい批評と嫌味な書き方に、友人のひとりは「勝負の世界は全てが上手く行くわけではない」と言った。

 これはブラジル、サンパウロに集まる40年蛇(へび)年会での話。1965年、昭和40年に生まれた男女14人が集まったブラジル第1回巳年(みどし)の会でのことである。

 論議はマスコミ、メディアの批判。スポーツに対しての厳しい言葉は是か非か?

 同じ時代、同じ年数を生きてきた巳年の仲間との議論の末、「厳しい批判がその競技を成長させる」のは間違いないということになった。

 それより気持ちが悪いのはそのスポーツを批判してしまったら、人として疑われるような空気になっているスポーツだ。

 例えば、ポルトガル語で言うところの「ハクビー」。ラグビーのことだ。

 ワールドカップで急成長し、大躍進を遂げたラグビー。僕もそのひとりであるし誰もが「感動」したと思うが、誰も厳しいことを言った人はいない。

 まさしく日本人らしい。周りを見回して、言ったら得するか損するかと考えるのであろう。

 だからこそラグビー関係者が厳しいコメントを残すべきなのだろうがそれもない。ラグビー人気に横槍を自分たちで入れたらいけないと思っているのか? それでは一時の人気(ブーム)になってしまう。

 やはりプロになったサッカーとは違うのであろう。今のサッカーにはサッカー発展のために厳しい言葉を、メディアを通して発信する人がたくさんいる。

 逆に選手との取材をしやすくするために人気選手に甘く、批判など絶対許されないという人もいるであろう。

「サッカーはプロだから」
 巳年の会の友人は偶然にもラガーマンだったが、彼はラグビー・ワールドカップで敗戦した日本代表-南アフリカ代表の試合は、大会ワーストでつまらなかった試合と言っていた。

僕は逆にその前に行なわれたグループを勝利で突破したスコットランド戦は最高だったと思う。

 サッカーで言えば、人とボールが動く流れるようなパスサッカーいやパスラグビー? 少し表現が違うのであろうが……。

 しかしそう思うのは当然だろう。目標がグループ突破のベスト8だ。優勝が目標ではないのだから、勝利した試合が決勝のようなものだ。決勝トーナメントで勝ちに拘り、目標を優勝に置く、相手に勝てる訳がないのである。

 これは技術や戦術ではなく「メンタル」。プロだとかアマだとかではなく。心に宿る精神の問題だ。分かっていても、そこを何も言おうとしないラグビー・ワールドカップの日本代表の引き際には元アスリートの僕も巳年の初めて会う仲間たちも少し違和感を覚えたようだ。

 それはプロとアマチュアの違いなどではない。あるいは賞金の有無などでもない。この意見は巳年の会の僕のテーブルでは一致した。
 

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