久保や堂安の個人頼みの単調な攻撃ばかり
システムこそ、A代表の4-4-2とは異なり、3-4-2-1が主体だが、つないで崩すというチームコンセプトは変わらない。
しかしA代表と同様に、そのコンセプトに捉われ過ぎて、逆に自分たちの首を絞めている感は否めない。
コロンビア戦では、上田綺世を先発させたが、鋭い飛び出しが得意なこのFWに、緻密なポストワークを要求しても、なかなかうまくいくはずはない。前線でタメが作れないからウイングバックの上がる時間もなく、結局は久保建英や堂安律の個人頼みの単調な攻撃ばかり。テンポの悪いパスワークに終始し、ボールロストを繰り返すと、47分と59分に被弾し、無得点のまま0-2で敗れている。
しかしA代表と同様に、そのコンセプトに捉われ過ぎて、逆に自分たちの首を絞めている感は否めない。
コロンビア戦では、上田綺世を先発させたが、鋭い飛び出しが得意なこのFWに、緻密なポストワークを要求しても、なかなかうまくいくはずはない。前線でタメが作れないからウイングバックの上がる時間もなく、結局は久保建英や堂安律の個人頼みの単調な攻撃ばかり。テンポの悪いパスワークに終始し、ボールロストを繰り返すと、47分と59分に被弾し、無得点のまま0-2で敗れている。
この11月の3試合を見ると、日本代表の強化は進んでいるのかと疑問を抱いてしまう。A代表とU-22代表を兼任する森保一監督は「臨機応変」「対応力」という言葉をよくに口にするが、その点では両チームとも未熟だと言わざるを得ない。
柔軟な戦い方を身に付けることが、今後のテーマのひとつになるのは間違いないだろう。
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)