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「それ、5年前くらいから思っていましたよ」。柏は大谷秀和がずっと考えていた“理想”に近づきつつあるのではないか?

カテゴリ:Jリーグ

志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

2019年11月17日

守備面は格段に向上。ポゼッションしつつ、カウンターも鋭い。

ポゼッションでもカウンターでもキーマンになっているのが江坂。町田戦でも多くのチャンスを演出した。写真:浦正弘

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 対談した当時は、まだ開幕して間もなかった。ただ、41節で町田に3-0で勝利し、J2優勝を果たした今、思う。柏は大谷がずっと考えていた“理想”に近づきつつあるのではないだろうか。

 ネルシーニョ監督の下で今季は、見違えるように球際で戦えるようになった。基本かもしれないが、正直に言えば昨季はできなかったことだし、それが降格の原因のひとつとも言える。ただ、今季は試合に出る全選手が球際の激しさを徹底。空中戦にもよく勝っているし、昨季にはあまりなかったシュートブロックなども見られるようになり、守備面は格段に向上した。

 そして、攻撃に移れば、セカンドトップのように振舞う江坂任を中心に、最終ラインから丁寧にパスをつなぎ、ポゼッションをしながら相手を敵陣に押し込む。伊東純也(現ゲンク)頼みだった昨季とは違って、選手間の連係も素晴らしい。戦況に応じて繰り出すカウンターもパンチ力抜群だ。
 攻守両面で高いレベルにある柏は、敵地で町田を下してJ1復帰を決めた。試合後、大谷に「ネルシーニョ監督の下、ポゼッションを上手く融合できて、前に話していた理想の形に近づきつつあるのではないでしょうか?」と改めて聞いてみた。

「前半戦のチームのやり方から、多少変わった部分はあると思います。やっぱり、監督もボールをつなげるなら、つなげと言いますし、あくまで、その後はボールを持っている人の判断です。ただ、どういう状況であれ、まずはポジションを取る、というのはシーズン後半戦にかけて、ピッチのなかで選手の意識がより強くなってきたと思います。

 あとは、ルールが変わったなかで、ゴールキックなども変わりました。そのなかで、ゴールキックからのスタートで、相手よりも早くポジションを取って、ボールをつなぐならつないでいく。そういうところは、チームとしてトレーニングを含めて多くやってきた。

 そのなかで、もちろん、背後に蹴って、例えばミカ(オルンガ)やクリス(クリスティアーノ)に競らせて、という戦い方も相手によっては有効だと思います。ただ、最初からつなぐのを放棄して蹴るというのではなく、監督もまずチャレンジしろと言う。

 達磨さんやシモさんは、ボールを大事にしようというのを、ものすごく前面に押し出す監督ではあったので、一概には言えないですけど。ただ、そういうところも、みんながトライしよういうのは、チームとしてある。ボールは持っていないよりかは、持つ方がいい」
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