常時出場していない選手が指定席を与えられ続ける構図は、欧州組が急増する現状にそぐわない
敢えて「正当な」と記したのは、やはり所属クラブでしっかりと出場機会を得て、コンディションの良い選手がチャンスを掴むのが代表チームの活動であるべきだと思うからだ。
もちろん柴崎は、代表戦の度に及第点を出し信頼を増してきたわけだが、日常的にコンディションを確認できていない選手が大事な代表戦で指定席を与えられ続ける構図は、欧州組が急増中の日本の現状にはそぐわない。ここまで4戦は現況より信頼を優先させてきた森保監督だが、残り4戦は今、常時好調なプレーを続けている選手たちにもチャレンジの機会を与えていくべきだろう。
もちろん柴崎は、代表戦の度に及第点を出し信頼を増してきたわけだが、日常的にコンディションを確認できていない選手が大事な代表戦で指定席を与えられ続ける構図は、欧州組が急増中の日本の現状にはそぐわない。ここまで4戦は現況より信頼を優先させてきた森保監督だが、残り4戦は今、常時好調なプレーを続けている選手たちにもチャレンジの機会を与えていくべきだろう。
そう考えれば、権田が好調を維持するGK、冨安、昌子源が欠けていたセンターバック、酒井宏樹、長友佑都の代えが効かないサイドバック、柴崎、遠藤がどちらも所属チームで試合に絡めないボランチ、そして依然として大迫勇也の喪失感が大きなトップと、他のオプションを用意しておかなければならないポジションが目白押し。ここからの約半年間は、必然的に国内組しか使えないE-1選手権と合わせて、再度競争を促し弾みをつける仕込みのために大切な時間になるはずである。
文●加部 究(スポーツライター)
【代表PHOTO】日本 2-0 キルギス|新ユニフォーム披露!南野のPK弾、原口の直接FKで勝利!
【南野拓実PHOTO】日本代表史上初のW杯予選4戦連発!絶好調男南野の特集&PK連続ギャラリー!