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メッシが好例――ラ・リーガのセカンドチームで身につけるべきものは?【小宮良之の日本サッカー兵法書】

カテゴリ:連載・コラム

小宮良之

2019年11月11日

メッシは“狩りの時間”を承知している

  極端な例だが、世界最高のアタッカーであるクリスチアーノ・ロナウドは、試合終盤のゴールがとても多い。

「自分は交代させられるのが好きではないよ。なぜなら、多くの試合は最後の最後で決まるからね。終盤になって、選手は明らかに疲れだす。スペースも空き始めて、そこでは好きなようにプレーできる。交代させられるくらいだったら、途中出場の方がマシだよ」

  こうメッシは言う。彼は“狩りの時間”を承知しているのだろう。そこだけは誰にも明け渡さない。

<90分間を戦い切れる>
 
 それがプロ選手として活躍する条件の一つと言えるだろう。

 セカンドチームでのプレーで、それを試されることによって、選手はプロとしての岐路に立つのだ。
 
文●小宮良之

【著者プロフィール】
こみや・よしゆき/1972年、横浜市生まれ。大学在学中にスペインのサラマンカ大に留学。2001年にバルセロナへ渡りジャーナリストに。選手のみならず、サッカーに全てを注ぐ男の生き様を数多く描写する。『選ばれし者への挑戦状 誇り高きフットボール奇論』、『FUTBOL TEATRO ラ・リーガ劇場』(いずれも東邦出版)など多数の書籍を出版。2018年3月には『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューを果たした。
 
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