東京五輪の「18枠」を巡るなでしこジャパンの熾烈な争い! 南アフリカ戦で序列に変動は?

カテゴリ:日本代表

西森彰

2019年11月11日

やや立場が苦しくなった選手は?

この試合でお披露目となった新ユニフォームを纏うなでしこジャパン。写真:早草紀子

画像を見る

 こうしたなか、やや立場が苦しくなったのは猶本光か。本人が「試合への入りが悪かった。悔しいです」と振り返った通り、投入後、相手の守備網に引っ掛けられてカウンターを浴びるきっかけを作ってしまった。

 先日、指揮官から、ボランチのボールロストへの苦言も出ており、スムーズな流れを作ってアピールしたかったところ。ミスを引きずったのか、しばらくは持ち前のゴールに迫る積極性、影を潜めてしまった。

 しかし、アディショナルタイムに、左足でシュート(敵DFがコース上でブロック)。直後にもやや遠めの位置から右足でゴールを狙ったが、GKに防がれた。後がない場面で放ったこのシュート2本が、東京オリンピックへの挑戦権を、もう一度、手繰り寄せるものになるだろうか。

 この後、12月のE-1(東アジア選手権)で、なでしこジャパンの今年の対外試合は終了する。刻々と東京オリンピックが近づくなか、選手の表情も締まってきている。ワールドカップよりも少ない18枠を目指す競争のタイムリミットはそれぞれが感じている。厳しい競争を経て、東京オリンピックへ出場するのは誰になるだろうか?

取材・文●西森 彰(フリーライター)
【関連記事】
ラグビーW杯優勝に触発されたチームが炙り出してくれた「なでしこジャパン」の現在地
代表初ゴールのなでしこ主将、熊谷紗希は「もっともっと戦えるチームに」。高倉監督は勝利にも「スッキリしない展開」と納得せず
「最強で最高のメンバー」なでしこのレジェンド集結にファン歓喜! 岩渕真奈が2011年W杯優勝メンバーとの食事会を報告
「久保や堂安を僕が活かす」「理想のボランチは…」本田圭佑が東京五輪への熱き思いを改めて激白!
【東京五輪世代の最新序列|MF&FW編】久保と堂安が加わりどう変わる?ウイングバックの争いも熾烈

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ