やや立場が苦しくなった選手は?
こうしたなか、やや立場が苦しくなったのは猶本光か。本人が「試合への入りが悪かった。悔しいです」と振り返った通り、投入後、相手の守備網に引っ掛けられてカウンターを浴びるきっかけを作ってしまった。
先日、指揮官から、ボランチのボールロストへの苦言も出ており、スムーズな流れを作ってアピールしたかったところ。ミスを引きずったのか、しばらくは持ち前のゴールに迫る積極性、影を潜めてしまった。
しかし、アディショナルタイムに、左足でシュート(敵DFがコース上でブロック)。直後にもやや遠めの位置から右足でゴールを狙ったが、GKに防がれた。後がない場面で放ったこのシュート2本が、東京オリンピックへの挑戦権を、もう一度、手繰り寄せるものになるだろうか。
この後、12月のE-1(東アジア選手権)で、なでしこジャパンの今年の対外試合は終了する。刻々と東京オリンピックが近づくなか、選手の表情も締まってきている。ワールドカップよりも少ない18枠を目指す競争のタイムリミットはそれぞれが感じている。厳しい競争を経て、東京オリンピックへ出場するのは誰になるだろうか?
取材・文●西森 彰(フリーライター)
先日、指揮官から、ボランチのボールロストへの苦言も出ており、スムーズな流れを作ってアピールしたかったところ。ミスを引きずったのか、しばらくは持ち前のゴールに迫る積極性、影を潜めてしまった。
しかし、アディショナルタイムに、左足でシュート(敵DFがコース上でブロック)。直後にもやや遠めの位置から右足でゴールを狙ったが、GKに防がれた。後がない場面で放ったこのシュート2本が、東京オリンピックへの挑戦権を、もう一度、手繰り寄せるものになるだろうか。
この後、12月のE-1(東アジア選手権)で、なでしこジャパンの今年の対外試合は終了する。刻々と東京オリンピックが近づくなか、選手の表情も締まってきている。ワールドカップよりも少ない18枠を目指す競争のタイムリミットはそれぞれが感じている。厳しい競争を経て、東京オリンピックへ出場するのは誰になるだろうか?
取材・文●西森 彰(フリーライター)