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“ワカツキ”の衝撃とメキシコ戦の後悔。一躍世界の注目を浴びた若月大和はU-17W杯で何を掴んだのか?

カテゴリ:日本代表

松尾祐希

2019年11月07日

欧州王者からの2発に大きな反響。「自分の武器をもっと極めたい」

世界に衝撃を与えた欧州王者・オランダからの2ゴール。若月の名前を世界に知らしめた。(C) Getty Images

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 このメキシコ戦は不発に終わり、課題も残した。ただ、若月が世界で示した可能性に変わりはない。

 迎えたオランダとの初戦。若月は欧州王者から鮮やかに2ゴールを奪ってヒーローとなり、その活躍は多方面に轟いた。2戦目以降は結果を残せず、相手に警戒された時の対処法は今後の課題だろう。だが、確かな手応えを掴み、“ワカツキ”という名前を世に知らしめたのもまた事実だ。 

 本人はこの大会が始まる前に、思いの丈をこう話していた。
 
「世界大会に出て、活躍したい思いがかなりある。今大会はその第一歩。勝ち進むことによって、いろんなチームからも注目されると思う。自分が何年後かに世界へ出るための一歩にしたい」

 まさに有言実行。自らの足で評価を高めた。

 若月は日本に戻り、新たなスタートを切る。1年前まで現U-17世代の代表に名を連ねることのなかった男は、この大舞台で大きく立場を変えた。注目度も高まり、プレッシャーも今までとは比べものにならない。だが、生粋のサッカー小僧はすでに次なる目標を見据えている。

「自分の武器であるスピードが、世界で通用するというのは改めて自信になりました。日本に帰っても、常に海外や高いレベルを見て、チャレンジしたい。これから先のU-20やU-23、A代表へ行くためにも、この経験は絶対に自分のためになる。自分の武器をもっと極めたいし、決定力も高めて、海外のトップレベルを目指してやっていきたい」

 今大会で良くも悪くも貴重な経験を積んだ。開幕前に森山佳郎監督が「成長角度を変える大会」と話していたが、紛れもなく9番はそのひとり。メキシコ戦の悔しさがさらなる成長の原動力になるはずだ。

取材・文●松尾祐希(フリーライター)
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