MF
８　深井一希　6.5
ボランチとしてバランスを取るだけでなく、自陣エリア内に戻っては何度も身体を張った献身的な守備を見せた。90分のラストプレーでは福森のＣＫに道民全員の想いを乗せたヘディングを決め、延長戦へとつないだ。

９　鈴木武蔵　5.5
前線で身体を張って得たCKが、延長戦に持ち込む土壇場での深井の得点につながった。ただ、何度も好機がありながら、シュートはわずか１本と、FWとして不甲斐ない結果に。

18　チャナティップ　６
怪我復帰から間もないながら120分間運動量を落とさずにフル出場し、ピッチを縦横無尽に駆けた。相手選手に囲まれながらもボールをキープし、鋭い縦パスや巧みなドリブルなど、多彩なパフォーマンスで攻撃の起点になった。

FW
48　ジェイ　5.5（58分 OUT）
長身を生かして相手のセットプレーをヘディングでクリアするなど守備でも貢献。ただ、ゴール右に外れた45分のシュートなど決定力を欠き、58分にピッチをあとにした。
 

交代出場
ＦＷ
11　アンデルソン・ロペス　５（58分IN）
ジェイに代わって途中出場。良い位置でパスを受ける場面が何度かあったが、ワンパターンの攻撃が多い印象で、好機をフイにしてしまった。

ＭＦ
７　ルーカス・フェルナンデス　６（73分 IN）
白井に代わって途中出場。幾度となくボール奪取に成功し、セカンドボールも拾うなどテクニックを見せ、右サイドを活性化させた。

ＤＦ
13　石川直樹　5.5（106分IN）
後半終盤に足をつらせるなど疲労が見えた福森に代わり、延長のハーフタイムに途中出場。ＰＫでは体力が残っている左足に期待したかっただけに、決め切ることができず無念。

監督
ペトロヴィッチ　６
過去25戦中わずか１勝と圧倒的に力の差のある相手に対し、延長戦、さらにはＰＫ戦まで持ち込む接戦を繰り広げ、良質なゲームをつくった。前日会見の言葉どおりに、まさに「最後までどちらに転ぶか分からないオープンな展開」で大観衆を魅了した。

取材・文：佐藤香菜（サッカーダイジェスト編集部）

※MAN OF THE MATCH＝取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。


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