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32歳でプロ初のハットトリックを達成した小池に宇賀神は嫉妬する――刺激とリスペクトでつながる同期という存在

カテゴリ:Jリーグ

佐藤亮太

2019年10月24日

「エーコ(小池)、代志也、堤の存在が自分をプロにさせてくれた」

「エーコ(小池)、代志也、堤の存在が自分をプロにさせてくれた。今も負けたくない気持ちでプレーしている。試合に出続け、活躍し続けなければならないと思わせてくれる存在。全員がライバル」と、同期の存在はいまも宇賀神の原動力となっている。

 その宇賀神について小池は「大学からウガ(宇賀神)が浦和に戻った時、僕らはJ2でプレーしていた。ウガの存在は刺激でありライバル。でも代表に呼ばれた時には嬉しかったし、誇りにも思った。同期の多くが現役を続けているのはそうはないこと。あまり口に出さないけど、お互いにリスペクトしている」と話した。

 そんな2人だが、サッカーへの姿勢にはそれぞれ特徴がある。
小池曰く、「僕らにはないもの」として挙げるのが宇賀神の持つ“反骨心”。ユース時代から人一倍負けず嫌いな宇賀神は失敗を重ねながら、考え続け、キャリアを積んだ、いわば努力の人。今夏の厳しい練習で若手以上に追い込み、決して手を抜かなかった。


 一方、小池は「僕は良い意味で貪欲じゃなくて、気合いが入りすぎると空回りしてしまう。シンプルに楽しんでプレーすると自然に力が発揮できる」と話す。“クラブ最年長”ハットトリックはこうして生まれたのかもしれない。

 浦和一筋の宇賀神。J2を渡り歩く小池。キャリアに正解はないが、宇賀神、小池、そして彼らの同期とは互いに“刺激”と“リスペクト”でつながりあっている。だからこそ32歳になったいまも彼らの多くはピッチで戦い続けている。

「浦和の試合を見る時は、ウガが出ているか、チェックしている」(小池)
 やはり同期は気になる存在だ。

取材・文●佐藤亮太(フリーライター)
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