アウェー2連戦の11月シリーズを上手く乗り切れば2次予選突破が見えてくる
「皆さんが予想していた通りの結果だったと思います」
試合後の会見場、西野監督は拍手で迎え入れられ、上記の第一声、場内の笑いを誘ってみせた。冴え渡るのは采配だけではない、監督の饒舌ぶりはその後も会見場を包む、終始和やかな会見だった。
3戦終了して、2勝1分けの負けなし。毎試合ラッキーボーイが生まれ雰囲気も良い。短期間でチームを仕上げる“必殺仕事人”ぶりはタイでも健在だ。そして何よりタイ国民の心を掴み始めていることが強く感じ取れた試合だった。
試合後の会見場、西野監督は拍手で迎え入れられ、上記の第一声、場内の笑いを誘ってみせた。冴え渡るのは采配だけではない、監督の饒舌ぶりはその後も会見場を包む、終始和やかな会見だった。
3戦終了して、2勝1分けの負けなし。毎試合ラッキーボーイが生まれ雰囲気も良い。短期間でチームを仕上げる“必殺仕事人”ぶりはタイでも健在だ。そして何よりタイ国民の心を掴み始めていることが強く感じ取れた試合だった。
ポストプレーに長けているティーラシンの1トップ起用によって深みも取れ、2列目との連係もまずまず。怪我で離れているタレントたちが戻ってくれば、攻撃面にはある程度の目途も立った。そしてアウェー2連戦(マレーシア→ベトナム)となる“11月シリーズ”を上手に戦い抜けば、3試合を残しての2次予選突破が現実として見えてくるだろう。
しかし、問題がない訳ではない。前線に比べて守備組織の安定感のなさが気になって仕方がない。この日もMFサーラットにはミスが目立ち、失点シーンではDF陣が連係不足を露呈した。最終予選を見据えれば、今の守備意識でアジアのトップレベルのアタックには耐えられないだろう。冴え渡る西野監督がどのような対策を講じてくるのか、今後注視したいポイントのひとつだ。
取材・文:佐々木裕介