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「イングランドの過剰反応だ」EURO予選でファンの人種差別チャントが発覚したブルガリア、代表監督&GKは行為を否認

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年10月16日

ブルガリア側は「イングランドの過剰反応」とも…

6点という大差でブルガリアを下したイングランド。矜持をフィールド上で証明した。 (C) Getty Images

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 だが、この問題の波紋は広がり続けている。

 試合後の会見で、ブルガリアの代表監督クラシミール・バラコフは「そんなもの(チャント)は耳にした記憶がない。本当に起きたことであれば申し訳ないが、イングランドのサポーターは、ブルガリアの国歌斉唱中に指笛を吹くなど敬意を欠いていた。本当ならば、お互いに同じことをしていたと言わざるを得ない」と発言。

 また、同国代表GKブラメン・イリエフも「我々のファンはうまくやっていた。イングランドの選手たちは過剰反応したと思う。そんな悪い言葉は聞こえなかった」と語るなど、驚くべき発言をしているのだ。

 イングランド側は改めて怒りを露わにし、イングランドサッカー協会(FA)も本格的な抗議に乗り出すとしている。

 欧州(UEFA)の会長アレクサンダー・セフェリンも「フットボールはファミリーの競技である。人種差別主義者とは徹底的に戦う」と表明し、ブルガリアへの処分を検討しているとコメント。国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長も「サッカーの試合で人種差別を行なった人物は、スタジアムに出入りさせるべきではない」と語ったという。

 非難の声は上がりながらも、収束しないスタジアムでの人種差別行為問題。だが、毅然とした態度で向き合うほかなく、今回のイングランド代表の行動が、悲しい行為の撲滅というかたちで報われることを願うばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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