「イングランドの過剰反応だ」EURO予選でファンの人種差別チャントが発覚したブルガリア、代表監督&GKは行為を否認

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年10月16日

ブルガリアのサッカー連盟トップは辞職

人種差別行為に対していら立ちを隠さないサウスゲート監督。主審の判断のもと、2度も中断された。 (C) Getty Images

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 10月14日に行われたEURO2020予選グループA、ブルガリア対イングランドの一戦で、ホームのブルガリアの一部サポーターからイングランド選手に対する人種差別行為があり、試合が2度にわたって中断するというトラブルが起きた。

 そして翌15日、ブルガリアサッカー連盟のボリスラフ・ミハイロフ会長が辞職したことが発表された。ミハイロフ会長はこの試合の前に、イングランド側が人種差別行為が行なわれた場合は試合を放棄すると表明したことに対し、「すべてのブルガリア代表のサポーターをトラブルの要因かのような話は侮辱的」と怒りを露わにしていた張本人だ。

 英紙『The Mirror』によれば、この試合ではホームエリアに居た黒いパーカーに身を包んだ集団が、イングランド代表のラヒーム・スターリング、マーカス・ラッシュフォードらに向けて「モンキーチャント」をしたばかりか、ナチスを彷彿とさせる敬礼をして煽っていたという。

 これを目にしたイングランドのガレス・サウスゲート監督は主審に訴え、試合は二度中断。二度目の際には、見かねたブルガリアの主将イヴェリン・ポポフが、ホームのサポーターに近づき、差別行為をやめるように促す姿があった。

 どうやらイングランド代表は本気で「試合放棄も考えた」ようだが、試合後に同紙のインタビューに応じたジョーダン・ヘンダーソンによれば、「ハーフタイムに皆で話し合い、ピッチで誇りを示すことを決めた。(差別する)彼らやそのチームをピッチで苦しめたかった」のだという。結果、試合は6-0とイングランド代表の大勝に終わっている。

 その後、この一件を知ったブルガリアのボイコ・ボリソフ首相が激怒。英紙『The Guardian』は、首相が自身のフェイスブックで「多様な人種や宗教が穏やかに暮らす、世界有数の寛容な国であるブルガリアが、人種差別や外国人差別と結び付けられるのは受け入れらない」と発信し、ミハイロフ会長に辞任を求めたことを明かしていると報じた。
 

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