「いまのチームには選手をまとめる人がいない」
8年ぶりの残留争いとなった今季。柏木陽介の離脱は痛いが、陣容に問題はない。だが、かつて在籍した選手は「いまのチームには選手をまとめる人がいない」と指摘した。その言葉通り、そうした選手が思い浮かばない。また“いまの浦和”というのがミソ。昨年末、現役引退した最年長の平川が、隠れた“まとめ役”だった。しかし、その平川は現在トップチームのコーチと立場が変わったため、選手のなかに“まとめ役”がいない。それでも、チームに与える影響力、説得力という点で興梠慎三のキャプテンシーに期待したい。
今節、浦和は残留に向け、最初の山場を迎える。勝点「4」差で16位の鳥栖とのアウェーゲーム。直近5年で1勝しかしていない鬼門でのゲームだ。残り8試合、FC東京、鹿島、広島、川崎ら上位との対戦を残すなか、勝点を積み重ねたいところだ。
いまチームにできること。散々な戦いを真摯に受け止め、危機感をもって戦えるか。ここに残留への手がかり、来季への巻き返しのカギがある。
取材・文●佐藤亮太(レッズプレス!!)
いまチームにできること。散々な戦いを真摯に受け止め、危機感をもって戦えるか。ここに残留への手がかり、来季への巻き返しのカギがある。
取材・文●佐藤亮太(レッズプレス!!)