新潟DF堀米悠斗がフットサル日本代表の兄から受けた期待と刺激

カテゴリ:Jリーグ

大中祐二

2019年09月26日

自分のサッカーのルーツから刺激を受けた

堀米悠斗の通算2ゴール目は生まれるか。チームは現在、勝点43の13位。J1参入プレーオフ圏の6位・京都とは勝点12の差がある。写真:徳原隆元

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 サッカーを始めたのも兄の影響である。

「ショウタが小学校のサッカーチームに入ったので、僕も幼稚園のチームに入りました。遊ぶのはいつもショウタと、その友達で。サッカーばかりしていたし、そこで自分も上達しました」

 大学までサッカーをやっていた兄は、途中でフットサルに転向。在学中にセレクションを受け、エスポラーダ北海道に加入した。

 今回、来県した代表にはもう1人、子どものころ一緒にプレーした選手がいた。2歳上の室田祐希で、小学4年でコンサドーレの下部組織に入るまで、地元の少年団のチームメートだった。

「北海道だから、冬は室内でサッカーをするしかなくて。自分たちは人工芝の屋内練習場でサッカーをするけど、フットサルは体育館。だから、足裏を使ったりするのはフットサルをやっている選手の方がずっとうまいし、屋内だったら、コンサより彼らの方が強いんですよ」

 日本代表対タイ代表戦が行われた新潟の長岡も雪深く、似た環境がある。実際、冬は屋内でプレーする地元のサッカークラブ、長岡JYFCのU-15チームは、全日本U-15フットサル選手権で2015年からの3連覇を含む優勝5回を数える強豪だ(09年の優勝メンバーの1人が、現在、大分トリニータでプレーする小塚和樹である)。

 期せずして、自分のサッカーのルーツから刺激を受けた、新潟の左サイドバック。次の水戸ホーリーホック戦でいっそう大胆な動きを見せ、ゴールを陥れるとするなら、そんな刺激を受けたからかもしれない。

取材・文●大中祐二(フリーライター)
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