中国や韓国のチームとJクラブの違いは…
なぜ国内では不振に陥りながらも、アジアの舞台では勝負強く、まるで別のチームになるのか。その大きな要因は、メンタリティだろう。
2度のアジアチャンピオンを経験しているプライドか、国際大会の大きな舞台への高揚感か、勝ち進んでいるというモチベーションか。明らかにACLでのチームは、血をたぎらせ、球際で激しく競り合い、攻守に奔走するのである。
改めて、サッカーというスポーツにおいて、いかにメンタルが重要かを感じさせられる。
もちろん理由は、メンタル面だけではない。JとACLで異なる対戦相手の特徴は小さくない要因だろう。
ACLに出場する中国や韓国のチームの多くは、強力な助っ人FWを最前線に置いて、そのフィジカルとスピードを前面に押し出した攻撃を仕掛けてくる。オーストリアのイブラヒモビッチとも呼ばれる、身長192㌢の長身FWアルナウトビッチや、鎧のような肉体と破壊力のある左足が武器の元ブラジル代表フッキ(第2戦は累積警告で欠場)を擁する上海上港は、その最たる例だ。
2度のアジアチャンピオンを経験しているプライドか、国際大会の大きな舞台への高揚感か、勝ち進んでいるというモチベーションか。明らかにACLでのチームは、血をたぎらせ、球際で激しく競り合い、攻守に奔走するのである。
改めて、サッカーというスポーツにおいて、いかにメンタルが重要かを感じさせられる。
もちろん理由は、メンタル面だけではない。JとACLで異なる対戦相手の特徴は小さくない要因だろう。
ACLに出場する中国や韓国のチームの多くは、強力な助っ人FWを最前線に置いて、そのフィジカルとスピードを前面に押し出した攻撃を仕掛けてくる。オーストリアのイブラヒモビッチとも呼ばれる、身長192㌢の長身FWアルナウトビッチや、鎧のような肉体と破壊力のある左足が武器の元ブラジル代表フッキ(第2戦は累積警告で欠場)を擁する上海上港は、その最たる例だ。
しかし浦和のDF陣は、槙野智章をはじめ、対人戦に滅法強い傾向がある。人につき過ぎてスペースを空ける嫌いもあるため、Jリーグのような組織的でスピーディな攻撃よりも、中国や韓国勢の助っ人頼みの攻撃のほうが守りやすいのは間違いない。
上海上港戦で3バックの中央を務めた鈴木大輔は、「アジアでは、個人で戦う部分を重視するサッカーが多い。だからオープンな展開になりやすい。自分たちがスペースを与えないというところと、個人の対応とグループでの対応がACLではできている」と言っている。
しかし「リーグ戦でも同じ戦い方をしていても、いまひとつ噛み合っていないところがあったりする」というのは、まさに、こうした対戦相手のタイプの違いによるものだろう。
ACLではACLの、JリーグではJリーグの、それぞれ違った戦い方が求められるのかもしれない。
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)
【ACL PHOTO】浦和 1-1 上海上港|2年ぶりの4強進出!アウェーゴール数で上回り上海上港を撃破!
上海上港戦で3バックの中央を務めた鈴木大輔は、「アジアでは、個人で戦う部分を重視するサッカーが多い。だからオープンな展開になりやすい。自分たちがスペースを与えないというところと、個人の対応とグループでの対応がACLではできている」と言っている。
しかし「リーグ戦でも同じ戦い方をしていても、いまひとつ噛み合っていないところがあったりする」というのは、まさに、こうした対戦相手のタイプの違いによるものだろう。
ACLではACLの、JリーグではJリーグの、それぞれ違った戦い方が求められるのかもしれない。
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)
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