四冠の可能性を残す鹿島にとってここからが正念場
ルヴァンカップ準々決勝の浦和戦では、ベンチを飛び出し、そのままピッチに入ってしまうのではないかと思うくらいの勢いで、チームメイトに声をかける姿が見られた。
「チームを鼓舞しようとか、そんな気持ちじゃなくて、(試合が)目の前でやっているんでね。危ないスペースが見えたりするから、“そこ、気をつけて”って近くの選手に伝えているだけ」と内田本人はあっさりしているが、この言葉を額面どおりには受け取れない。
なぜなら、ピッチのなかの仲間とともに戦うんだ――。そんな強い思いがひしひしと伝わってくるからだ。
「俺だけじゃなく、ソガさん(曽ケ端準)とかもそうだけど、ベンチに座っている選手がどう試合に絡んでいけるか。そこはね、すごく大事だから。練習の時から“みんなで”というのは意識している」
今季、まだ“四冠”の可能性を残す鹿島にとって、ここからが正念場だ。
「チームを鼓舞しようとか、そんな気持ちじゃなくて、(試合が)目の前でやっているんでね。危ないスペースが見えたりするから、“そこ、気をつけて”って近くの選手に伝えているだけ」と内田本人はあっさりしているが、この言葉を額面どおりには受け取れない。
なぜなら、ピッチのなかの仲間とともに戦うんだ――。そんな強い思いがひしひしと伝わってくるからだ。
「俺だけじゃなく、ソガさん(曽ケ端準)とかもそうだけど、ベンチに座っている選手がどう試合に絡んでいけるか。そこはね、すごく大事だから。練習の時から“みんなで”というのは意識している」
今季、まだ“四冠”の可能性を残す鹿島にとって、ここからが正念場だ。
Jリーグの首位攻防戦となるFC東京戦だけでなく、その4日後にACL準々決勝の広州恒大(中国)戦、そこからさらに1週間後には天皇杯ラウンド16の横浜F・マリノス戦と、重要な試合が控えている。
「行けと言われれば、いつでも行ける準備はしている」
百戦錬磨の内田の知恵と経験はやはり欠かせない。満を持しての出番は、果たしていつになるのだろうか。
取材・文●小室功(オフィスプリマベーラ)