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難局の湘南に宿る“諦めない”魂――残り15分からゴールを奪い切れる、その粘りの源泉は?

カテゴリ:Jリーグ

佐藤亮太

2019年09月03日

「日々の練習、そしてここ馬入グラウンドで起きた出来事がすべて」(岡本)

浦和戦は1点をリードされる苦しい展開となったが、湘南は攻撃の姿勢を緩めずチャンスを作り続け、終盤の同点弾につなげた。(C) SOCCER DIGEST

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 その一方でこんな見方もある。「見る人は面白いかもしれないが……」と口にしたDF坂圭祐は、「昨年は逃げ切る試合が多かったので、昨年のほうが達成感はある」とポジションならではの答え。坂が言うように昨年、湘南は先行逃げ切りだが、今季は攻めきる戦いを目指した。この展開を予測していたのだろう、「シーズン前、曺さんは“1点取って、取り返されて、追いついて取り返される試合が今年は多くなる”と話していた」(齊藤)。
 
 データを見ると得点できる分、失点が多いのは確かだが、最後までファイティングポーズをとり続ける、これがお題目ではなく、現実に実行されていることが粘りにつながっている。
 
 粘りの源泉――選手の答えは様々だが、底辺に流れるのはこの言葉だ。
「日々の練習、そしてここ馬入グラウンドで起きた出来事がすべて」(岡本)
 激しい息遣い。流れる汗。悩み、考え、ぶつけあう。喜怒哀楽が詰まった場所。
 
「選手みんなで日々の練習から続けていることは、僕らが生きてきた、やり続けてきた証し。変わらずにやらなければいけないし、乗り越えなければならない」(梅崎)
 
 湘南に宿る魂がここにある。
 
取材・文●佐藤亮太(レッズプレス!!)

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