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高校サッカー界屈指のサイドバックが来季湘南へ! 市立船橋のスピードスターが仲間も驚くほどの飛躍を実現できた理由は?

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2019年08月30日

「日本の高校という枠で慣れている場合じゃない」

年代別代表でも存在感を示す畑。10月開幕のU-17W杯でも活躍が期待される。写真:松尾祐希

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 そして、迎えた3年目。早生れで資格があったU-17代表に年明けから招集されるようになると、自身の成長が本物だったことを実感する。2月のチリ遠征。スピードや球際での攻防で互角以上に戦えたのだ。
 
「速かったり、強かったりしたけど、そこでは負ける気がしなかった。僕の感想は思った以上にやれるなと。そういうのをいっぱい経験して、チームに帰ってきて試合をすると物足りなさを感じるようになった」(畑)
 代表での経験は自身の基準を引き上げ、自然とより高いレベルでのプレーを志すようになった。仲間たちも畑の成長に目を細める。
 
「代表から戻ってくるたびに、めちゃくちゃ上手くなっている。ポジションニングも的確で、ビルドアップも良くなった。サイドバックの位置で試合をコントロールしているし、試合から消えることもない。そこは本当に見習わないといけない。自分で試合の流れを戻せる選手は畑しかないので尊敬しています」(植松建斗)
 
 少しずつプレーの幅を広げた畑。ひたむきな姿勢で謙虚に自分と向き合って来たからこそ、いまの自分がある。市立船橋と代表で味わった力の差を埋め、総合力の高いSBへと変貌を遂げたのもそうした側面が大きい。
 
 目標は高卒でのレギュラー奪取。10月にブラジルで開催されるU-17ワールドカップで存在感を示せば、その可能性はより近くなる。
 
「目指しているところは選手権の優勝ですけど、でもその上にあるんです。そう考えたら、今の海外を見れば、出ている選手もいる。日本という高校の枠で慣れている場合じゃない」
 
 2年前の春に見せた弱々しさはない。誰よりも貪欲な向上心を持つ有望株は、意気揚々とプロの世界へと足を踏み入れる。
 
取材・文●松尾祐希(フリーライター)
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