【PHOTO特集:トライオンの様子はこちらから】

圧倒的な素材の柔らかさで素足感覚のボールタッチを実現する「COPA(コパ)」、アッパー表面の凹凸がボールとのグリップ力を高めることでコントロール精度をアップさせてくれる「PREDATOR(プレデター)」、軽量化に極限までこだわり圧倒的なスピードを生み出す「X(エックス)」、テープ状のアッパー素材を使用することでホールド感を高め、激しく俊敏なプレーをサポートしてくれる「NEMEZIZ(ネメシス)」。
“鬼フィット”のキャッチコピー通りに足へのフィット感を最重要視して設計され、さらには自分のプレースタイルに最適な機能を搭載した4モデルから選ぶことが出来る。
練習終わりでリラックスした雰囲気の中でも、真剣にスパイクを試す選手たちの貪欲なその姿は冬への期待を抱かせるものだった。
この夏の経験が成長するきっかけになると感じたのは選手たちも同じだ。主将の松永颯太(3年)をはじめ、選手たちもインターハイで手応えを得た。

──インターハイを振り返って
全国に行けることが決まってからチームでしっかり準備をしました。初戦が東福岡に決まって、それなりにみんなびっくりしていました。ただ、勝てない相手だとは思っていなかったので、しっかり全員で練習をしたんです。でも、僕が初戦の前日に熱を出してしまいました。体調を崩して、それで迷惑を掛けた分、僕はしっかり点を取ろうと思っていたのですが、無得点だったのですごく悔いが残る大会でした。
──冬の選手権に向けて意気込みを教えてください。
静岡はどこのチームも力があって、プリンスリーグ東海でも静岡県勢が多い。なので、難しい試合になると思いますけど、自分たちのサッカーをすれば負ける相手ではない。静岡で勝つのは当たり前だと思っているので、しっかりやりたいです。
──今日は練習後にadidasの最新スパイクのトライオンがありました。アジリティプレーヤー向けの「NEMEZIZ(ネメシス)」の印象は?
自分が一番重視しているのはターンやシュートを打つ時の感覚です。アディダスさんのスパイクを履いた時の感覚が良かった。履きやすいなと思いました。フィット感があって、シュートの踏ん張りも効くので良いスパイクでした。
冬の選手権まで残された時間は多いようで少ない。2ヶ月もすれば予選が始まり、4ヶ月後には本大会が開幕する。インターハイの経験を生かし、与えられた時間でどこまで成長を果たせるか。特に夏の全国で露呈した決定力不足の改善は早急に行なわなければならない。
堅実さが増した守備に攻撃陣がもうひと伸びできれば、悲願の日本一も見えてくる。チーム内でも課題を共有しており、大会直後の練習試合では攻撃陣だけで言葉を交わして、積極的に問題解決に取り組んだ。その積み重ねが冬に花を咲かせる原動力になる。
“清商”の伝統を受け継ぐ清水桜が丘。先輩たちが紡いできた歴史に新たな1ページを加えられるか。「清水商時代に全国優勝をして、桜が丘になってからも全国に出ている。一つの目的としては桜が丘という名を全国に広めたい」とは宇山の言葉。彼らの挑戦はまだ始まったばかりだ。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
アディダスの新たなカラーモデル『HardWired pack』

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