「ツギハギではなく」選手みんなの良さをまとめたい
「個々の特徴は僕自身も理解して彼らの良さを出そうと思っていますし、彼らの良さをツギハギで足していってもあまり形にはならない。ツギハギではなくてそこの彼らの良さをうまくきれいな絵に描いていけるように心掛けてはいます。そういったところは選手たちも競争意識を持ちながらやってくれていると思います。選手起用を含めて考えてやっています」(高木監督)
細部にまで心を配り、計画し、夏の好調につなげる高木監督の手腕。選手も呼応して、奥井諒は「本当にみんながいい準備をして、出た選手が責任を持って戦えている」。
指揮官がピッチに描く“絵”は、首位奪取へ自信を深める夏となる――。
取材・文●松澤明美(フリーライター)