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佳境を迎えた欧州の移籍マーケット。“カネ”以外で決め手となるのは?【小宮良之の日本サッカー兵法書】

カテゴリ:連載・コラム

小宮良之

2019年08月20日

主力選手の口利きがクラブを動かす場合も

ベティスにバルトラ(左端)やテージョ(右端)など元バルサが多いのには理由ある。(C)Getty Images

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 ベティスは元バルサの選手が多いが、それも必然がある。強化部にバルサの監督や育成部長を経験したロレンソ・セラ・フェレールが在籍。クリスティアン・テージョ、マルク・バルトラ、アントニオ・サナブリア(ジェノアにレンタル中)、ウィルフリッド・カプトゥムなど、いずれもバルサ下部組織のラ・マシア出身で、コネクションを生かしている。ちなみにベティスからは今シーズン、ジュニオル・フィルポがバルサへ移籍した。
 
 個人同士であれ、チーム同士であれ、つながりがなければ交渉はなかなか進展しない。一つのルートができたら、大いに人の流れができる。
 
 そして交渉事は壮大に見えて、実に身近なものとも言える。
 
「メッシがネイマール復帰に一役買う!」
 
 そんな記事が出たが、主力選手の口利きがクラブを動かす場合もある。Jリーグでも、そうしたケースが実は少なくない。契約を望む場合は、その縁を探すのが常套手段と言える。それがスポンサーだったり、メーカーだったり、どんな縁も手がかりになる。
 
 夏の移籍マーケット。最後に大きな動きがあるとすれば、やはりネイマールか――。蛇が出る。
 
文●小宮良之

【著者プロフィール】
こみや・よしゆき/1972年、横浜市生まれ。大学在学中にスペインのサラマンカ大に留学。2001年にバルセロナへ渡りジャーナリストに。選手のみならず、サッカーに全てを注ぐ男の生き様を数多く描写する。『選ばれし者への挑戦状 誇り高きフットボール奇論』、『FUTBOL TEATRO ラ・リーガ劇場』(いずれも東邦出版)など多数の書籍を出版。2018年3月には『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューを果たした。
 
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