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「チーム愛がない」「評価を求めて当然」賛否両論の神戸移籍に、藤本憲明が抱いた葛藤とは?

カテゴリ:Jリーグ

柚野真也

2019年08月12日

いきなりの古巣との対戦。試合前にはアナウンスが聞こえないほどのブーイング

 今回の移籍に関して、その受け止め方は様々だ。「チーム愛がない。せめてシーズンが終わってからであれば」と言う手厳しい意見もあれば、「プロは評価されてナンボ。評価を求めるのは当然」という現実的な意見もある。
 
 しかし多くのサポーターにとっては、ずっと共にあると思っていたモノが、突然なくなる損失感が大きいように思う。藤本が大分で過ごした時間は決して長くないが、J2昇格、J1での大分旋風を巻き起こした立役者という形で、藤本の活躍はしっかりと刻み込まれている。
 
 新天地での活躍を誓った藤本は、移籍発表があった当日に神戸へ出発し、その3日後にアウェーで「古巣」との初対戦に臨んだ。試合前のメンバー発表ではアナウンスが聞こえないほどの壮大なブーイングで迎えられた。
 
「アウェーのロッカーは新鮮だったけど、いつものピッチだった。違和感なく試合には入れた」
 
 83分にピッチに出るとゴール前に位置取り、これまでと同じように「チームが勝つために自分のプレーに集中」してワンチャンスを狙った。ただ、チームで過ごした時間はまだまだ短い。背後を取るタイミングとパスの出し手のタイミングが合うはずもなく、ボールに2度触れるのがやっとだった。試合後に「大分では自分なりの結果を残せた。神戸で成長した姿を見せたい。今まで応援してくれてありがとう」と言葉を残し、スタジアムを後にした。
 
取材・文●柚野真也(スポーツライター)
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