香川の能力をどう活かすかが、ひとつの鍵に。
もっとも、敵将のポステゴグルー監督が、会見で何度も「ディテール」という言葉を使って敗戦を悔やんでいたが、日本もまだまだ細部を詰め切れていないのが現状だ。アジアカップでは、この2試合のスタメンが中心になるはずだが、中盤3枚の最適な組み合わせはいまだ見出せていない。
特に香川の能力が攻撃面であまり活かされていないのが気掛かりで、本大会では主導権を握る試合が多くなることが予想される以上、そのあたりを12月末からの直前合宿でどこまで修正できるかが、連覇へのひとつの鍵と言えそうだ。
アジアカップがワールドカップのわずか7か月後に開催されるのは、前回に続いてこれが2回目。4年前のカタール大会も優勝したとはいえ、開幕時点では戦術面でのベースが完成しておらず、戦いながらメンバーを入れ替え、僅差の戦いを制して頂点に立っている。
今大会も厳しい戦いになるのは間違いないが、経験豊富なメンバーが指揮官の求める勝負に徹する姿勢や、戦況に応じた柔軟性をピッチ上で示せているため、大崩れはしないはず。
アジアにおける日本の立ち位置を考えれば、真価はベスト4以降の戦いでこそ問われる。そこを勝ち抜くためのプラスアルファを、残りの時間のなかで手に入れたいところだ。
取材・文:谷沢直也(週刊サッカーダイジェスト編集長)
特に香川の能力が攻撃面であまり活かされていないのが気掛かりで、本大会では主導権を握る試合が多くなることが予想される以上、そのあたりを12月末からの直前合宿でどこまで修正できるかが、連覇へのひとつの鍵と言えそうだ。
アジアカップがワールドカップのわずか7か月後に開催されるのは、前回に続いてこれが2回目。4年前のカタール大会も優勝したとはいえ、開幕時点では戦術面でのベースが完成しておらず、戦いながらメンバーを入れ替え、僅差の戦いを制して頂点に立っている。
今大会も厳しい戦いになるのは間違いないが、経験豊富なメンバーが指揮官の求める勝負に徹する姿勢や、戦況に応じた柔軟性をピッチ上で示せているため、大崩れはしないはず。
アジアにおける日本の立ち位置を考えれば、真価はベスト4以降の戦いでこそ問われる。そこを勝ち抜くためのプラスアルファを、残りの時間のなかで手に入れたいところだ。
取材・文:谷沢直也(週刊サッカーダイジェスト編集長)