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【広島】敵は脱帽し、味方も称賛…ゲームを変えた青山敏弘の影響力は、あまりにも絶大だった

カテゴリ:Jリーグ

志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

2019年08月11日

「攻撃のところをもうちょっと頑張りたい」と青山は地に足を着ける。

33歳となった今季も、青山の影響力は大きい。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 敵の矢島は脱帽し、味方の稲垣や野上も称賛するように、やはり青山は影響力が絶大だった。そして、先制点を許した後の後半アディショナルタイムには、中盤でセカンドボールを拾い、森島へ横パス。そこからゴール前のレアンドロ・ペレイラへ絶妙なクロスが送られ、同点弾が生まれている。
 
 ピッチに立った周囲の賛辞は止まないが、もっとも青山本人は同点弾に絡んだプレーについて「今日はセカンドボールがなかなか苦しかったので、そういうところしかできなかった」と述べ、「攻撃のところをもうちょっと頑張りたいし、(守備では)個人としても、もうひと踏ん張りしないといけない」と地に足を着けている。
 今季、青山は1月のアジアカップを右膝痛で離脱してから長期間、戦列を離れていた。約半年ぶりに天皇杯2回戦の沖縄SV戦(7月3日/〇4-0)で公式戦に復帰し、21節の札幌戦(8月3日/〇1-0)で63分から途中出場して今季リーグ戦に初出場。22節のG大戦では2戦連続で途中出場し、少しずつ完全復活に向けて、試合を重ねている。
 
 ここまで広島は青山という大黒柱抜きで、22節終了時点で5位と上位に位置してきた。そして、現在8試合負けなしとチームの状態も上向きだ。完全復活へ確かな歩みを見せている青山の存在も追い風となり、さらに上位へ浮上できる可能性もあるかもしれない。
 
取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)
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