【山口】巻き返しの鍵を握るふたりの俊英。川井歩、宮代大聖が示す大きな可能性

カテゴリ:Jリーグ

上田真之介

2019年08月09日

宮代の能力は霜田監督も賞賛

川崎からレンタルで加入した宮代。初得点が期待される。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 同じように、高いレベルでのプレーを要求されているのが宮代だ。トゥーロン国際大会と同時期に開催されたU-20ワールドカップに出場し、メキシコ戦で2ゴール。ストライカーとしての才を大舞台で発揮する一方、18年4月に高校生ながらプロ契約を結んだ川崎では、今季も出番を得られなかった。
 
 燻る若手に声をかけたのが、日本人ストライカーの育成にも力を注ぐ霜田監督だった。昨季はJ1で出場機会の少なかったオナイウ阿道を山口に迎え入れ、オナイウは22ゴールを奪って、1年で「霜田塾」を卒業。再びJ1の舞台に戻った(今季は大分でプレー)。
 
 昨季、山口はJ1参入プレーオフ圏に迫った。その背景にオナイウらFW陣の得点力があったのは言うまでもなく、今季もすでにチームの得点力はリーグトップレベルにはあるが、中位よりも上を目指すには伸長が不可欠だ。
 
 山口で4試合に出場し、宮代はまだゴールを奪えていないが、2アシストをマーク。他のFW陣に刺激を与え、宮代が初出場した試合では山下敬大、工藤壮人らがゴールを挙げた。「競争はウェルカムだ」と口にする指揮官は、さらにこう続ける。
 
「宮代はボールも収まるし、ワンタッチで前を向ける。攻撃の起点として十分な働きをしてくれている。決定的なチャンスでもシュートがディフェンスに当たったり、GKに当たったりしている。今は我慢の時間だが、クオリティの高い素晴らしい選手。大切に育てたい」
 
 宮代は期待を受け止め、「前線で溜めを作るところだったり、背後への抜け出し、得点につながるプレーは少しずつ出せてきている」と言葉にも力が入る。19歳の宮代、8月12日に20歳を迎える川井。前途洋々たる若手の成長は、彼ら自身の未来を明るくするとともに、山口の浮上という分かりやすい結果ももたらすはずだ。
 
取材・文●上田真之介(フリーライター)
 

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