• トップ
  • ニュース一覧
  • 【浦和】浮上のポイントは“最大の激戦区”ウイングバックの人選。例えば攻撃的にいくなら…

【浦和】浮上のポイントは“最大の激戦区”ウイングバックの人選。例えば攻撃的にいくなら…

カテゴリ:Jリーグ

多田哲平(サッカーダイジェスト)

2019年08月05日

誰を起用するかで、大きく戦術は変わる

ウイングバックに誰を起用するかで戦況は変わる。大槻監督の腕の見せ所だ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 その点では山中亮輔に分がある。左足のシャープな振りから繰り出されるパワフルなシュートや、精密機械のように正確なクロスは、唯一無二。その大きな武器で7月31日の鹿島戦、8月4日の名古屋戦ではアシストという目に見える結果も残し、上り調子だ。
 
 一方で宇賀神友弥も見逃せない。山中のように一芸に秀でているわけではないが、リスクマネジメントと機を見たオーバーラップとベテランの業が光る。攻守のトータルバランスを見れば、4人のうちでもっとも優れているかもしれない。

 さらに、5節のFC東京戦や14節の川崎フロンターレ戦でチームを救った終了間際のゴールに象徴されるように、ここぞというとこで勝負強さを発揮する“持っている男”森脇良太を投入する手もあるだろう。それ以外にも気迫漲るプレーが好印象の荻原拓也や、ポジショニングが巧みな大卒ルーキー岩武克弥ら気鋭の若手も控えている。
 
 こうした人材が揃うウイングバックは、そこに誰を起用するかで、大きく戦術は変わる。要するに、この起用法が大きく戦況を左右するということだ。
 
 例えば攻撃的にいくなら、名古屋戦の後半のように関根を右に、山中を左に配置してスタートする手もあるし、リード時に逃げ切りを優先するなら宇賀神と橋岡のセットか。これまでは多くなかったが、クロッサー山中と空中戦に強い橋岡を組ませるのも、面白いだろう。
 
 果たして大槻監督はどんなチョイスをするのか。その手腕が問われそうだ。

【浦和 2-2 名古屋 PHOTO】土壇場の関根弾で追いつきドロー決着。試合前には優しさ溢れる槙野をキャッチ!
 
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)
【関連記事】
【J1採点&寸評】浦和2-2名古屋|ヒーローは劇的同点弾の関根!2試合連続の悪夢を味わった名古屋で奮闘したのは…
関根貴大はもはや不可欠な”切り込み隊長”。欧州帰りのドリブラーが浦和に再びもたらしたもの
見えてきた前人未到の『8年連続ふた桁得点』。浦和のエース興梠が金字塔を打ち立てる日は近い
名古屋、2戦連続の後半AT被弾で10戦ぶりの白星を逃す… 浦和が土壇場の関根弾で追いつく!
ビールに水遊びにプレゼントも!浦和が仕掛ける夏のビッグイベント「レッズサマーフェスタ」とは?

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ