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関根貴大はもはや不可欠な”切り込み隊長”。欧州帰りのドリブラーが浦和に再びもたらしたもの

カテゴリ:Jリーグ

多田哲平(サッカーダイジェスト)

2019年08月05日

「”そこ”で違いを生み出せる選手になりたい」

試合後にスタジアムをまわり挨拶。「サポーターの力はすごく大きい」(C)SOCCER DIGEST

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 なにより終盤の馬力が素晴らしい。90+5分では「走り切れるかどうかの体力」しか残っていない極限の疲労状態にもかかわらず、自陣ペナルティエリアでパスをカットすると、そのままグングンと突き進んでいき、最後のビッグチャンスにつなげている。相手ふたりを振り払っていったドリブルには、鬼気迫るものがあった。
 
「ゴールを決めた瞬間も、最後のカウンターの時もいけちゃう感じが自分の中で芽生えたのは、サポーターの声援があったから。目に見えないですけど、僕にとってはそういう力はすごく大きいんです」
 

 そうはにかんだ24歳のドリブラーはさらに言う。
 
「最後までピッチに立っていないと、ああいうプレーって出せない。極限のところだと思うけど、その大事さは感じましたね。90分間走り切ることによって、ひとつふたつチャンスが増える。そこで違いを生み出せる選手になりたい」
 
 チームの得点数は21節終了時点でリーグ5番目に少ない21点。なかなか「勝点1を3にできない」(大槻毅監督)一因が攻撃力不足にあるのは明らかだ。そんな貧打に喘ぐチームを必ず浮上させてくれるはず――試合終盤になっても積極果敢に仕掛けてチームに推進力をもたらす”切り込み隊長”関根には、そう思わせる期待感がある。
 
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取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)
 
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