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【スペシャル対談】「夢はW杯優勝!」前橋育英高が誇るユース世代屈指のタレント 鈴木徳真×渡邊凌磨

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2014年11月11日

「選手権はプレッシャーを味わえるチャンスだと思っている」(鈴木)

これまでの選手権では重圧を感じていたという鈴木。今年はそれを楽しむ気持ちで臨む。(C) SOCCER DIGEST

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――ともに出場したU-17ワールドカップはいかがでしたか?
 
渡邊 U-16アジア選手権では、あまり出番がなくて悔しかったです。でも、U-17ワールドカップでは出番が増えて得点もできた。一番印象に残っているのは、徳真のアシストから決めたゴール(※グループリーグ第2戦・ベネズエラ戦での決勝ゴール)ですね。
 
鈴木 僕は凌磨とは逆で、U-16アジア選手権は出番が多くて、U-17ワールドカップでは少なかった。悔しい気持ちはありますが、凌磨の活躍は頼もしかった。僕もあのアシストが印象的で、(左サイドを突破した)あの場面で凌磨が必ず中にいると分かっていました。やっぱりお互いにやりたいことが理解し合えているからこそ、あのゴールが生まれたと思います。
 
渡邊 あのゴールは押し込むだけだったので、周りや親せきからは「ごっつぁんゴール」と言われていたのですが、徳真から「あそこにいるからこそ凄いよね」と言われて、救われたというか本当に嬉しかったですね。
 
――話を選手権に戻すと、1年の時は鈴木選手が出場し、渡邊選手はメンバーに入れず。昨年はともに試合に出場しましたが、県予選決勝で桐生第一に敗れました。
 
渡邊 正直、去年の僕はいてもいなくてもいい選手でした。途中からは必ずといっていいほど出ていたのですが、「自分が出なくても勝てるでしょ」という気持ちがありました。それが一番悔しかったので、もっともっとやらないといけないと思うようになりました。今思うと、1年生の時に選手権メンバーに入れなかったから変われたし、2年生の時は主力で出られなかったからこそ、変わることができたと思うんです。だから、去年までのことはポジティブに捉えています。
 
鈴木 僕は1年生の時から14番を背負って出させてもらって、すごく期待されているなと思いました。ただ、1年生の時はそこまで期待されるというのが、正直複雑でした。当然嬉しい気持ちもあったのですが、それだけの重圧もあったし、結果が出せず本当に悔しかった。2年生の時は力もあったので、選手権に出たかった……。僕はチームの中心と言われて、メディアにも取り上げられたりしていたので、選手権に出られなかったことは、すごく恥ずかしかったです。
 今年はさらにメディアにも取り上げられますし、プレッシャーも大きくなると思うので、それをはね返さなきゃいけない。今は逆にプレッシャーを味わえるチャンスだと思っていますし、はねのける力を見せつけたいなと思っています。
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