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【三浦泰年の情熱地泰】コパ・アメリカ編|誰もがしんどい3位決定戦。だからこそ、退場も挑発もレッドもあってはいけなかった…

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年07月08日

コパ・アメリカがメッシの退場を払拭するエンディングを迎えてほしい

決勝戦を迎えたコパ・アメリカ。果たして栄冠に輝くのは開催国ブラジルか、44年ぶりの優勝を狙うペルーか。(C) Getty Images

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 優勝を懸けた「ブラジルvsペルー」戦は、この3位決定戦の後味の悪さを帳消しにするようなゲームになってほしい。ブラジルの報道を見ると代表監督のチッチがコパ・アメリカ後に辞めると言っているようだ。事実かどうかは実際に分からないが、今後の契約ための駆け引きの可能性もある。
 
 ただいずれにしても、選手からの信頼が厚く、真面目なしっかりした仕事をしている印象のあるチッチ監督が最後に見せるセレソンブラジルは楽しみだ。
 
 監督ならば、どんな手を使ってでも勝つ手段を考えるはず。そんななかで、彼が使う手として彼自身が代表監督を退くと発言したとすれば、選手がそれに対してどのようにパフォーマンスで現わせるか?
 
 グループステージで5−0で勝っている相手に、もう一度あの試合ができるか? 決勝も同じような流れになればリオは祭化するであろう。
 
 今回のコパ・アメリカは空席が目立つ試合も多かったと言われている。チケットの価格も比較的に高く、なかなか地元の人間も手が届かなかったのであろう。
 
 そんな貴重なチケットを高いお金を出して見に来た人のためにも試合内容、試合態度は大切だ。プロであればエンターテイメント、エンターテイナーでなければいけない。
 
 今大会でプロ選手でなかったのは、きっと日本の上田選手だけであろう。彼以外は皆、チケットを買ってスタジアムに来てくれたお客さんからの入場料、それが給与になる。
 
 南米選手権=コパ・アメリカがメッシ退場のイメージを払拭する試合でエンディングを迎えてほしい。それが僕にとっては、地元・開催国ブラジルの優勝だ。そうでなければ、それを上回るパフォーマンスでの、ペルーの勝利だ。
 
 最後まで見ることができずに、一時日本へ帰国する僕が納得する試合をマラカナン・スタジアムで見せてほしい。そして、コパ・アメリカ後も世界を引っ張る「ブラジルのサッカー」をまた生で感じ取りたいと思う。
 
2019年7月7日
三浦泰年
 
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