アルゼンチンはメッシの活かし方が分かっていないようだった
コパ・アメリカの準決勝2試合をTV観戦した。
ブラジル代表vsアルゼンチン代表の「南米クラシコ」。事実上の決勝戦は日本代表がエクアドルと戦ったベロリゾンチーノで行なわれた。
この試合は、チケットこそ用意してもらえたが、飛行機とホテルの予約が難しく、飛行機は10倍の価格で1日前に乗らなくてはならない。ホテルはモーテルしか空いておらず、エクアドル戦で泊まった安くて良いホテルはもちろん取れなかった。
歴史的一戦を生で見たかったが、結局「ベロリゾンチーノ」行きは断念した。アルゼンチンに勝利することになるブラジル代表の戦いぶりをしっかりと見届けたかった。ただし、さすがのブラジル代表好きな僕も、友人とモーテルに泊まるのであれば、サンパウロで応援しようと諦めたのだ。
チリvsペルーも日本人の友人と大きなTVがあるレストラン・バーで観戦した。
そうブラジル代表は2−0で勝利し、決勝進出を決め、ペルーはベストパフォーマンスを発揮して3−0でコパ・アメリカ3連覇を狙う、優勝候補のチリを破った。
この2試合の共通点は、ブラジルもペルーも戦前の評価が低かったということ。ブラジルのある番組では、選手経験者のコメンテーターが口を揃えてアルゼンチンの有利を語っていた。下馬評では圧倒的にアルゼンチン有利だった。
チリvsペルーに関してはキックオフ前からチリが勝っていた。0−5でブラジルに負けているペルーを応援する人はいたとしても、「勝利する」と言う人はほとんどいなかった。
この2試合は、予想を良い意味で裏切り、「ブラジルvsペルー」が決勝の対戦カードとなった。
それにしても、ブラジルがアルゼンチンに勝った瞬間は興奮した。ブラジルがアルゼンチンに勝つということは、ブラジル人にとって最高の瞬間であり、格別なことだ。それは、ブラジル代表を愛する日本人の僕も同じで、幸せな気分であった。
逆にアルゼンチンを応援していた人にはショックだっただろう。アルゼンチンの応援は、イコール、メッシの応援である。にもかかわらず、アルゼンチン代表はメッシの活かし方が分かっていないようだった。ボールを保持したら、メッシの動きを確認しておく。メッシがボールを持った瞬間、もらえるところへ動き出す。そうしたチームとしてのタクティクス(戦術)も、運動量も物足りないコパ・アメリカでのアルゼンチンだった。
もし、この南米選手権をアルゼンチン代表の代わりにメッシがいるバルセロナで出場していたら、また違う結果になっていただろう。
ありえない話だが、ブラジルには以前チームメイトのダニエウ・アウベスや今、チームメイトのコウチーニョやアルシェルがいて、自分のチームにはスアレスもネイマールもいない。アルゼンチン代表はメッシを活かせるサッカーができず、戦術的にも運動量も、戦う姿勢も、真面目さ・献身さといった部分でも、明らかにブラジル代表のほうが上であった。
ブラジル代表vsアルゼンチン代表の「南米クラシコ」。事実上の決勝戦は日本代表がエクアドルと戦ったベロリゾンチーノで行なわれた。
この試合は、チケットこそ用意してもらえたが、飛行機とホテルの予約が難しく、飛行機は10倍の価格で1日前に乗らなくてはならない。ホテルはモーテルしか空いておらず、エクアドル戦で泊まった安くて良いホテルはもちろん取れなかった。
歴史的一戦を生で見たかったが、結局「ベロリゾンチーノ」行きは断念した。アルゼンチンに勝利することになるブラジル代表の戦いぶりをしっかりと見届けたかった。ただし、さすがのブラジル代表好きな僕も、友人とモーテルに泊まるのであれば、サンパウロで応援しようと諦めたのだ。
チリvsペルーも日本人の友人と大きなTVがあるレストラン・バーで観戦した。
そうブラジル代表は2−0で勝利し、決勝進出を決め、ペルーはベストパフォーマンスを発揮して3−0でコパ・アメリカ3連覇を狙う、優勝候補のチリを破った。
この2試合の共通点は、ブラジルもペルーも戦前の評価が低かったということ。ブラジルのある番組では、選手経験者のコメンテーターが口を揃えてアルゼンチンの有利を語っていた。下馬評では圧倒的にアルゼンチン有利だった。
チリvsペルーに関してはキックオフ前からチリが勝っていた。0−5でブラジルに負けているペルーを応援する人はいたとしても、「勝利する」と言う人はほとんどいなかった。
この2試合は、予想を良い意味で裏切り、「ブラジルvsペルー」が決勝の対戦カードとなった。
それにしても、ブラジルがアルゼンチンに勝った瞬間は興奮した。ブラジルがアルゼンチンに勝つということは、ブラジル人にとって最高の瞬間であり、格別なことだ。それは、ブラジル代表を愛する日本人の僕も同じで、幸せな気分であった。
逆にアルゼンチンを応援していた人にはショックだっただろう。アルゼンチンの応援は、イコール、メッシの応援である。にもかかわらず、アルゼンチン代表はメッシの活かし方が分かっていないようだった。ボールを保持したら、メッシの動きを確認しておく。メッシがボールを持った瞬間、もらえるところへ動き出す。そうしたチームとしてのタクティクス(戦術)も、運動量も物足りないコパ・アメリカでのアルゼンチンだった。
もし、この南米選手権をアルゼンチン代表の代わりにメッシがいるバルセロナで出場していたら、また違う結果になっていただろう。
ありえない話だが、ブラジルには以前チームメイトのダニエウ・アウベスや今、チームメイトのコウチーニョやアルシェルがいて、自分のチームにはスアレスもネイマールもいない。アルゼンチン代表はメッシを活かせるサッカーができず、戦術的にも運動量も、戦う姿勢も、真面目さ・献身さといった部分でも、明らかにブラジル代表のほうが上であった。