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「不正を疑ったものだよ」44年前のセレソン主将が振り返る、ペルーとの浅からぬ因縁とは?【コパ・アメリカ決勝】

カテゴリ:ワールド

石川聡

2019年07月07日

1978年W杯では一大スキャンダルに発展

 疑惑の温床となっているのが、アルゼンチンの試合のキックオフがブラジルの試合より2時間半遅かったこと。アルゼンチンはブラジルの試合結果を見て、ペルー戦で4点差の勝利で首位確定となるのを知る。もちろん、必要な得点数が分かっても、それを達成できる保証はない。しかし、アルゼンチンは大会得点王に輝くマリオ・ケンペスの2ゴールなどで圧勝してしまった。

 国家ぐるみの裏取引も、まことしやかに囁かれている。当時は軍事政権だったアルゼンチンのホルヘ・ビデラ大統領が、目ざす結果と引き換えにペルーへ経済援助を申し出たという噂さえある。ワールドカップを国威発揚のためにも使おうと目論む軍事政権は、内にも外にも自国の優越、正当性を示す必要があったというわけだ。

 百年を超える長い歴史の中で、さまざまな出来事に彩られた南米サッカー。こうしたサイドストーリーもまた、それぞれの対戦を興味深いものにしている。

 なお、1982年にスペインで行なわれたワールドカップでも、グループリーグ最終戦で試合日が1日ずれたため、西ドイツ対オーストリアのようないわゆる談合試合が生まれてしまった。こうした弊害を避けるために、現在ではグループリーグ最終戦のキックオフは同時刻に設定されている。

文●石川 聡
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