久保はまだまだ進化の余地を残している
コパ・アメリカでは課題も見えたものの、五輪世代で構成したチームとしては、全体的に来年への期待を持たせてくれた大会になったのではないかな。
守備陣は3試合で7失点したものの、冨安を中心によく粘り強く守っていたし、攻撃陣も自分の特長をよく出せていたからね。ボールを持てる、回せるのは分かったから、今後はそれをどうやって得点に結びつけるのか、そこが鍵になってくる。
守備陣は3試合で7失点したものの、冨安を中心によく粘り強く守っていたし、攻撃陣も自分の特長をよく出せていたからね。ボールを持てる、回せるのは分かったから、今後はそれをどうやって得点に結びつけるのか、そこが鍵になってくる。
こうして五輪世代の勢いが増してくれば、これまでA代表で主力だった選手たちもうかうかしていられなくなるだろう。いつまでも大迫や吉田にばかり頼ってはいられない。9月からはワールドカップ予選も始まるし、下からの突き上げがどんどん出てくればチームも活性化してくるだろうから。
そして、9月の予選の時に久保は世界最高峰のチームでどんな刺激を受けて戻ってくるのか。ドリブルやパスの面ではコパ・アメリカでも十分に通用していたけど、個人的にはフィニッシュの局面でまだまだ精度が上がると感じているし、相手をしっかり身体で抑え込むような強さも身に付けられるはず。さらなる進化の余地はあるだけに、今後が楽しみだね。