いよいよ決勝Tが開始!! なでしこJ、W杯3大会連続ファイナルへ組み合わせは悪くない!

カテゴリ:日本代表

西森彰

2019年06月23日

アメリカとフランスが最激戦区で同居。追い風に乗りたい、イングランド。

FIFAランク3位のイングランドを相手に0-2で敗れた日本。決定機も創出したが、水際で食い止められてしまった。(C) Getty Images

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 グループリーグから日程面で、最もアドバンテージを得ていたフランスだが、前述したイタリアの快進撃が、その綿密なスケジュールに影響を与えた。楽に勝てるはずのグループリーグ3位国から、対戦相手として回ってきたのはブラジル。世界大会で何度も決勝まで進んでおり、世界大会ではベスト4が最高のフランスより実績面では格上だ。
 
 ここまで、ホームの大歓声に後押しされてきたフランスだが、相手はマリーシアに長けた油断ならない相手。日本が優勝したドイツ大会でも、大観衆のブーイングをどこ吹く風と受け流し、時間稼ぎを繰り返した。女子サッカー界のレジェンド、マルタは全盛期を過ぎたものの、なお健在。楽にベスト16を抜けて、疲労困憊になった相手を叩こうとしていた開催国にとっては、大きな誤算だ。
 
 このブロックには前回女王のアメリカも入ってきた。ファーストラウンドの最終戦でスウェーデンとの全勝対決に臨んだアメリカは、このゲームに負けて開催国と異なるブロックに行くこともできた。すると、初戦が強敵・カナダで、これに勝っても、ベスト8はドイツとの対戦が有力。下手な計算をすることなく、普通にサッカーをしてグループ1位でフランスのブロックに入ってきた。こちらもスペインとの対決となり「開催国が入ったところが死のブロック」という珍現象が起きている。
 
 横のブロックに入った、イングランドにとっては、願ったり、叶ったり。初戦のカメルーンは、イングランドにとってそれほど難しい相手ではない。次に当たるのはオーストラリアかノルウェー。オーストラリアには監督交代の影響が残り、ノルウェーは韓国戦で負傷したグラハム・ハンセンの出来次第。フランスのブロックに比べれば、はるかにマシだ。準決勝まで勝ち進めば、コンディションを利して戦えそうだ。
 
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