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強豪との3連戦で1分2敗…力の差を見せつけられた大分が上位をキープするための手段とキーマンは?

カテゴリ:Jリーグ

柚野真也

2019年06月20日

意図的にリズムに「変調」をもたらす小塚が、もっと存在感を示すときがきた

「誰かがというのではなく、いかに狙いを合わせて戦うことができるか。一番はチームのやりたいことを理解することが重要」
 
 片野坂監督は選手起用についてそう語っていた。鬼門の夏場をしのぐには、誰が出場しても大分のスタイルを貫徹できるかどうかが、浮沈の分かれ目となりそうだ。
 
 誰が出場するにせよ、規律を徹底しさえすれば、スタイルはある程度の水準でキープできるだろう。しかし、そのなかでもピッチ上の隙間を嗅ぎ取り、ゴールまでの道を生み出すためにアイデアを創造できる選手は必要だ。それができるのが小塚だ。今季加入のチャンスメーカーは、周囲との連係が深まるとともに、ラストパスの球種、崩しの形がどんどん多彩になっている。

 この3試合では、攻撃に工夫を欠いた印象は否めない。サイド攻撃を仕掛けるものの、攻撃のリズムはどこか単調で、意表を突く場面も少なかった。意図的にリズムに「変調」をもたらす小塚の存在は大きく、その存在感をもっと示すときがきた。
 
「誰かではなく、いかに狙いを理解しプレーするか」を軸にするならば、チーム全体でその「変調」も生み出す小塚の活かし方を意識すればいい。今後は、そうした意識改革も必要になってくる。ここ3試合の内容を教訓として改善を図っていけば、夏バテなく、好成績も自然と後ろからついてくるはずだ。
 
取材・文●柚野真也(フリーライター)
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