1トップは永井の可能性もあるが…
とはいえ、攻撃的なふたりを同時に起用することにリスクはないか。また、シャドーでの出場が考えられていた香川真司が股関節に違和感を覚え、森保監督は「明日の試合には出場できない」と名言。そのため、伊東をシャドーに回すことが考えられるのだ。そこで、右ウイングバックに室屋、左ウイングバックに原口を予想する。
2シャドーは前述の伊東が右で、左に南野拓実が入るだろう。注目の久保建英だが、「デビューの可能性はある。メンバーには確実に入ってくると思うし、そのあとは流れで決めたい」と、途中出場を示唆している。久保もコパ・アメリカのメンバーに入っているため、多くの視線が集まる国内のゲームで先発させず、コパ・アメリカでスタメン起用すればいい。
2シャドーは前述の伊東が右で、左に南野拓実が入るだろう。注目の久保建英だが、「デビューの可能性はある。メンバーには確実に入ってくると思うし、そのあとは流れで決めたい」と、途中出場を示唆している。久保もコパ・アメリカのメンバーに入っているため、多くの視線が集まる国内のゲームで先発させず、コパ・アメリカでスタメン起用すればいい。
ウイングバックと同様に、難しいのが1トップの人選だ。選択肢は大迫勇也、永井謙佑、岡崎慎司の3人。大迫はトリニダード・トバゴ戦で先発しているから、永井か、岡崎ということになるが、初戦でベンチ外になったことから分かるように、おそらく岡崎はコパ・アメリカ要員だと考えられる。
となると、永井になるが、伊東をシャドーで起用した場合、似たような“スピードスター”を同時に起用するだろうか。このチームの攻撃の軸は紛れもなく大迫だ。再び大迫を1トップで起用し、攻撃の形の構築に務めてもおかしくない。
いずれにしてもコパ・アメリカには22歳以下のメンバーが中心で臨むため、このエルサルバドル戦が9月から始まるカタール・ワールドカップ予選の前最後のゲームとなる。多くのメンバーを起用し、3-4-2-1の共通理解を深めたい。
取材・文●飯尾篤史(スポーツライター)